- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777923137
感想・レビュー・書評
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'22年11月17日、読了。根本起男さんの作品、初です。
古本屋で、一年位前に購入し、以来ずっと積読状態でした。なんでかな…何かで紹介かレビューを読んで、とても興味を持ち、とても期待してたんだけど…。
で、今回初読。ですが…うーん(+_+)
あらすじは読んで知っていたので、予想以上のグロさではなかったけど、正直、ウザかった。楽しめませんでした。
さほど長編ではないのですか…とにかく長い!長過ぎと感じました。読了まで、一週間位かかりました┐(´д`)┌
残飯大国ニッポンで生まれた、ニッポンらしい小説、と思います。人間って、気持ち悪い。もちろん、自分も含め、ですが。人間は、地球のガン、なんですね(┛◉Д◉)┛彡┻━┻
以上の事を考えさせてくれたので、★三つ。
気を取り直して…さあ、次!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デパ地下サスペンス
「食」に対するオンナの執着の恐ろしさといったら、もう、もう、もう。
でも、コレを読んですべてのオンナに恐れを抱かないでね、オトコ諸君(笑) -
なかなか衝撃的な作品
デパ地下であらゆるものを、いくらでも食べて良いというさんくすないとに招待された従業員と、その家族
新しいタイプのデスゲームというか、人間の狂気、絶望を感じるお話 -
2転3転のストーリーも面白く、美味しそうな食べ物から人間模様もイメージしやすい文章でほぼ一気読みでした。
視点が変わり過ぎるためか、誰かに感情移入して入り込む感じに読める文体ではなかったですが、以前からネットのいやミスラインナップには出てくるのに本屋さんでなかなか出会えない本だったのでやっと読めて嬉しいのと、期待を裏切らない気持ち悪さを持った内容で満足しました。 -
2022/1/26
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テンポがよくとても引き込まれた。
内容もすんなり入ってきてよかった。
極限状態に陥った時の人間の醜さが顕になっていて面白い。
容易にグロ描写が想像できてしまうので、食前食後は控えた方がいいかも。グロい描写が多く、何回かやめておこうかと思ったが、それも含めて面白くて止まらなかった。
「壮大な世界観もドキドキするような超常現象もない。ただ、日々の営みの延長線上に潜む狂気と恐怖があるだけだ。(あとがきより)」
どんでん返しで最後はスカッとしました。 -
一時間強で一気に読める、B級ホラー映画のような面白さ。突っ込みどころは色々あるのに、不思議とすんなり読ませる文章力が凄い。何度かもう止めようかと過るのに、最後まで飽きさせない展開に本を離せなかった。
食べ物への扱いには胸がムカつき、醜悪さばかりを前面に押し出した人間描写が鼻につくが、後味の悪さが残らないのが救い。実行犯のやり切った感と主人公(と言っていいのか)のせいせいした割り切りのおかげ。 -
イヤミスで検索すると結構な確率で出てくる。大手百貨店の久光で毎年一晩だけ、社員や社員の家族を対象に深夜に行われる、「デパ地下の何を食べてもいい」イベントの話。最初は美味しそうだった食べ物の描写が、どんどん気持ち悪くなってくる。吐瀉物、汚物系の描写が多いので、ダメな人はダメかも。ストーリーはなかなか面白かったけど、イヤミスというほど後味は悪くないというか、むしろスッキリする終わり方だった。