- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778112455
感想・レビュー・書評
-
恐ろしくベタな展開で始まるので、これ面白いのか?と不安になりながら読みましたが、いい意味で裏切られました。最初から最後まで三角関係の王道なストーリーですが、主人公の淡々とした心理描写が切なくて、普通に泣けました。とても良かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思っていることは、ちゃんと言葉にしないと!と言いたくなる話。言葉にしないことで!想いが伝わらなかったり、すれ違いが起きてしまったりしていたから。好きな相手に別の好きな人がいる。こんな状況でなにも言えなくなってしまった如月の気持ちも分かるけれど、とにかくもどかしかった。実は寂しがり屋の如月が素直になれる相手が見つかるといいな。と思いながら読んでいた。
-
久々に再読ー
何度読んでもぼろぼろに泣けます。
里見は良い奴だけど、嫌なやつで、ハルちゃんの性格が違ったらめちゃめっちゃ嫌いになってたかも(笑)
ハルちゃんがひたすら健気で切ないです。
全部じゃなくて良い、少しだけ傍にいられたらって、そんなハルちゃんを好きにならないわけがないよ!(T_T)
自分のことは全部後回しにしてしまうハルちゃんが愛しかったです。
末永くお幸せにー‼ -
とても泣いた。
やっぱ片想いしてるのに全然顔に出さずに協力しちゃう系の受けまじすき… -
作者があとがきで書かれているように王道。悪く言えば、とにかく読み倒している人も多いんじゃないかという、手垢のついた設定。それでも読み返したい魅力をもつお話でした。
もどかしいまでの恋愛の影で漂う、主人公のもつ家族への憧憬や寂しさ―本当にこの作家さんはそういうのが上手い。もだえるような萌えはないけど、ほっこりとしたエンディングに心が温かくなった。SSの親友視点は思いがけず萌えで得した。 -
2013年読了
-
凪良さんの本を2冊続けて読んだのですが、どちらも行き着くとこが予感出来る、→安心して読める。
そんな2冊でした。
すごい美人なのに気が弱い人って普通めちゃくちゃかまいたくなる対象にして描かれがちなのに、このお話では、かまう人を第三者の恋愛の絡まない幼馴染みに設定してきたので、その回り道を楽しませていただけました。
途中、もう、この幼馴染みとどうにかなってもいいんじゃない?とか思った読者も多いのでは??とか思ってたら、巻末に挟まれたショートショートではチラッとそんな気持ちを汲んでくれるお話もあったりで。
ああ、サービス満点だなぁっていう読後感です。 -
王道ってすばらしい!ふたりの気持ちがきちんと重なるまでヤキモキさせられたけど、結ばれてほっとした(*^^*)縁側でキンピラとワサビを抱っこしながら微笑みあっているふたりが想像できて幸せな気分になれた。これでテンも幸せになれば言うことなし!凪良さんのきれいで温かい文章に癒されました♪
-
やっぱり買っちゃったよ、やっぱり読んじゃったよ、ノベルズ持ってるのにさw
で、
さぁ書き下ろしを2828と読んだ後にもう一回小冊子を・・・って思ったら行方不明。
確かにあったはずなのに!!!(泣) -
ごく普通のリーマンものラブストーリーなのに、途中までどっちと最終的にくっつくのか展開が読めずドキドキしながら読みました。私としては榎本とくっついて欲しかったかな。凄くいいやつですよ彼は!自分で意識してないだけでハルの事かなり好きでしたよね(〃ω〃)
とにかくハルが健気です。いつも相手の事ばかり考えて空回りするタイプで…仕事の出来るオトナな男なのに可愛いんです。えちシーンの時の主任呼びに萌えていたので、二人の距離が縮まって名前呼びになったのはいい事ですが、その点個人的に残念だったかもww
久しぶりにオトナな王道ラブストーリーを読んだ気がします。そして出来たら榎本のスピンオフ長編が読んでみたいな。彼には幸せになって欲しい! -
大人な彼の中の幼いココロがアンバランスで危うさや可愛さを醸し出す。
-
CDを聴くために再読。ノベルズ版は読んだことあるけど、改めて文庫版読んでみてもやっぱり泣ける。とにかくすべてにおいて、萌えツボど真ん中でどんぴしゃなお話。典がほんといい奴すぎて、彼にも誰かお相手を!って思ってしまう(笑)典視点のお話すっごい好きー
-
丁寧な人物描写や心象風景に、穏やかでどこか物悲しい気持ちにさせてくれます。途中どうなるかと心配になりましたが、感動的なラストでした。
-
★3.0。読み進めるほど攻の勝手さとそれを許しながら自己憐憫する受にイライラして…。しかし絶倫攻が好きなので最後のエロに満足。機械犬のプレゼントと録音のくだりはちょっと引いてしまって残念。引っ越しの餞別にあんなの貰っても困るだろう…。攻が榎本に嫉妬する展開を期待したのに、最後まで高橋絡みで受が悩んでばかりで惜しい。長い事受を経験豊富だと誤解したままだったし。あんまり乗れなかった…。榎本にしとけよー(笑)
-
凪良さん初読み。丸みのある文章と柔らかく響く比喩表現が好み♪序盤に如月とテンのお話で里見は当て馬と勝手に思い込んでしまったため、里見にはちょっとイラっとしたり(笑)でも、失うことを恐れて手を伸ばせない如月の心理描写がとても丁寧なので、彼のこれまでの生き方も含めてじんわりと切なく胸に染み入ってくる。おもちゃのキンピラが如月の寂しさを表現するツールになっていてかなり涙腺刺激された。タイトルに繋がる本編ラストも深くて素敵。そして、テンのお話には思わずホロリ。書き下ろしは微笑ましく、結びの一文に心がほっこりした。
ショコラ付録の小冊子も引っ張り出して読んだ。書き下ろしとリンクしているお話で里見視点なので彼の心情がわかる。大好きな人の「好き」という一言の威力は絶大だなぁ(笑)素敵だー♪ -
榎本が良い友人すぎて惚れるw
-
里見さんが もっとワンコだったらなぁ。
キンピラが壊れた時が一番悲しかった。
榎本さんがとてもいい! 男の恋人を見つけてほしいわけではありません。しっかりもんの嫁 もらってください。で 二人で 如月さんと里見さんを 見守ってほしいな。 -
文庫化で新しく書き下ろし短編がついていたので、購入しちゃいました。
何度読んでも心にじんわりきますね。最近、男同士で家庭を作る話にハマっているせいか、こういうラストシーンにやられてしまいます。一生を共にする相手にめぐり合う、ということは人生における幸せのひとつでもあるので。
そういうわけで、書き下ろしの「call my name」は、その後の里見と如月の安定した夫夫生活を垣間見ることができます。
初々しいところを残したまま、穏やかに暮らす二人の様子に安心させられます。エロはないけど、それ以前にもう犬も食わないようなことでぐるぐるしたり照れたりする二人を見せつけられ、殆どノロケられてるような気分に。ラブラブです。
でも、今まで孤独だった如月の私生活を熟知している読者にとっては嬉しいし、もっとラブがてんこ盛りになっても大歓迎といったところですが。
キンピラにも連れ合いができて、家がにぎやかになっているのもいいのです。
里見というステキな人とめぐりあって一緒になれて本当によかったなと、如月の幸せに素直におめでとうと言える話でした。 -
泣いた泣いた。ノベルスで読んだときも号泣したけど、今度も涙が止まらなくて、本当にこの話、好きです。ツボです。キュンキュンします。ハルがずっと幸せでいてほしいです。書き下ろしもよかったです。