- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778314064
作品紹介・あらすじ
初めて明かされる真実。関東連合が唯一敗北した、「伝説の兄弟たち」の物語。
感想・レビュー・書評
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リアル
アウトローなんてなるもんじゃないな
やったらやり返される
その負の連鎖は死ぬまで止まらない
キッカケは「敬語を使わなかった」
それだけだったりする
でも、アウトローは、ナメられることが死ぬことより嫌らしい
気持ちは分かるけど。、
闇金ウシジマくんとかを思い出した
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六本木クラブ襲撃事件や歌舞伎役者や力士他芸能人暴行事件で世間を騒がせた「半グレ」集団「関東連合」とその集団と敵対した兄弟たちをもっとも間近で見てきたあの瓜田純士氏の告発の書であり、自身の半生を振り返った自叙伝でもある本書。僕の世代からは中高6年分くらいの歳差はあれど、あの当時の東京の不良達の空気感が正直に語られているからこそのリアリティ溢れ、一連の抗争史を中学生時代の身近な思い出話から振り返る話の底には後悔の深い痛みがあります。「キッズリターン」のようなエンディングはこれ北野武に映画化してもらいたいような気にもなりましたが、ただ正直に語られすぎていて大丈夫なんだろうか?とこのタイトルの覚悟が改めて滲んできました。
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工藤明男の「いびつな絆」では謎の多かったキム兄弟のこととか、かなり詳細に書いてあって興味深かった。
「富」とか「力」を得たアウトローが、その「富」や「力」ゆえに苦しめていく逆説的な過程に説得力があり、この説得力は、「詐欺の帝王」とも重なる。アウトロー本のドラマツルギーってそのあたりにあるのかしら、と思ったり。
ところで、「M嶋」とか「K村兄弟」とかって、イニシャルにする意味はあるのかしら?関東連合ウオッチャーならだれでもすぐ分かるのに(笑)。 -
これは面白い。久しぶりに強烈な読書体験だった。この本は、いわゆる「関東連合」という不良グループ、特に1978年生まれ以降の世代を中心に結成された集団の抗争劇を彼らと死闘を繰り広げた兄弟(K)との10年以上を描いたノンフィクションである。
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ネットでいろいろ調べてみるも、異なる立場から異なる説がたくさん。
それほど、この本のテーマでもある関東連合という組織が桁外れなものなんだなーと思った。
著者の書く文章はとてもリズミカルでその辺の作家よりも、当事者、第三者としての視点が見事。
フィクションであれ、ノンフィクションであれかなり面白かった。 -
めんなさい
予想外に面白かった -
面白かった。たった6年前程前の話なんですね、六本木フラワー襲撃事件。
その前の市川海老蔵暴行事件、元横綱・朝青龍障害事件などを記憶している人は多いと思う。
著者を取り巻く関係、グループの成り立ち、経緯や人物、背景などがよくわかる。巻末や巻頭で図示されているとなおわかりやすかったかも。
過去にあったこと、逃亡中の人物がいること、でも普通(?)に生活している登場人物もいること…などは記憶に留めておきたいですね。
無関係な一般人が犠牲になったことは大きな問題。でも、それだけでなく世間に散々迷惑をかけてきたことも事実で、オッサンであろうがアウトローでしか生きられない…というのは覚悟通りの結果なんだろうか。
K村兄弟の絆、3人目の兄弟を守る思いが本書の中で何か輝いて見えた。 -
意外と文章が上手いと感じた/ 編集者のおかげかもしれないけど/
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数年前に前田日明が仕掛けた不良版格闘技イベント”THE OUTSIDER”でその存在を知り、以降ずっとウォッチしていたアウトローのカリスマ瓜田純士。その彼が、関東連合の生い立ちから事実上の消滅に至るまでの裏側を時系列でまとめた一冊。あくまでも彼目線での語り口ではあるが、芸能界の裏側を語る上で欠かせない関東連合とその周辺の主要な人物たちの人間性を知ることができる。偶然にも本書を古本屋で購入した直前に、関東連合No.2松島クロスが逮捕されるニュースがあったようだ。裏社会や関東連合に興味を持つ人なら必読の一冊。
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彼らがどういう環境で、どういう風に育ってきたのか良く理解出来た。