心の問題 武富健治作品集

著者 :
  • 太田出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321765

感想・レビュー・書評

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  • くっ…ホラーも描くとは知らなかった…!怖かった!( っ◝﹏◜c)

  • 『鈴木先生』本編連載中~終了後に様々な媒体に点在して発表されていた最新
    短編がこの1冊にギュッとまとまっています。短編というスタイルならではの自
    由度が活かされた、まさに著者の「攻め」の姿勢を味わえるはず。『鈴木先
    生』直系の濃厚学園ドラマから、平山夢明・原作のディープホラーまで、"漫画
    "って本当に何でもできる!

  • 柳染の背景に山本沙羅の立ち姿が麗しい、武富健治先生の短編集。
     
    鈴木先生と同時期または直後に描かれたという「心の問題」と「ごめんねロック」、「連鎖の形」。
    「心の問題」は、鈴木先生と同様に、細やかな心の機微を扱う作品ですが、そこからの転がり落ちるようなオチにも注目。絵もかわいらしい感じです。12年後に何が起こったのかも気になります。
    「ごめんねロック」は、関先生と役者が同じという体で、疲れから安易な目先の解決策へと逃げてしまう教師の話で、教員向けの雑誌に掲載されたもの。足子先生を思い出します。
    今回初めてタイトルが与えられたという「連鎖の形」。藤井誠二・著『「「悪いこと」したら、どうなるの?』に収録されているものです。加害者、被害者、それぞれの家族、少年院の教官。緻密な取材の元、だれにも寄ることのない公平な視点で描かれた作品です。
    原作付きホラー短編群は、ジャンルと絵の相性の良さを感じさせる作品ばかり。「まりをつく」「赤い卵」「食堂にて」とか怖すぎです。ときどきでいいからホラーも描いてほしい!
    「右馬之佐東行日記(うまのすけあずまゆきにっき)~首なし猫~」は先生のライフワーク(?)の一つである作品。今回は縦書きです。読後のスッキリいかない不安定な心持ちを楽しんで下さい。

  • 寝る前に読まなくてよかった。

  • [漫画] 心の問題:読後にずしりと響く短編集
    http://orecen.com/manga/kokoro-no-mondai/

  • 武富健治氏の作品は・・「屋根の上の魔女―武富健治作品集(2007)」、「掃除当番―武富健治作品集(2007)」を読んできましたが。 今回、読んだ『心の問題 武富健治作品集(2012)』が一番、お気に入りです!! タイトル作”心の問題”~”患部撮影”は、かなりリアルで・・・ その後の話もホラーで、マジで、怖かった・・

  • チャボの話が、一見ありふれてそうな話で、でもとてつもなくおどろおどろしく思えてこわかった。「普通」の範疇で起きる、一瞬の残酷さみたいな…かんじかな?

  • 「鈴木先生」でも語られたようなテーマの短編と、平山夢明氏などによる原作付きの短編、二度美味しい豪華な短篇集でした。満足!!!
    表題作にもなっている「心の問題」という短編、これがまさかジャンプSQに載ったとは……立ち読みしてる少年たちの反応を伺いたかったです。このことについては巻末の著者作品解説で語られているので、そこでいろいろと腑に落ちたところがあります。僕もまだまだ若いんだなぁと感じましたね。将来はこうして振り返った時に「鬱エンドじゃなかった」と思えるようになるのかなぁ。

  • 最後に収録されている、エサを欲しがる化け猫の話とか良かったな。あと、四肢欠損や知的障害の少女たちをを描いた同人誌『江露巣主人大全』のようなエグさが少しだけ読める。

  • 「殆どバッドエンドじゃない?」と思ってしまいました。
    私の読解力が足りないのだろうか。とくに深い意味も読み取れないというか。最後の方の、ホラーな感じのお話は特に…

    武富先生の鈴木先生が大好きです!が、これは私には合いませんでしたf^_^;)怖い話苦手で、もう後ろの方のページは開きたくないです

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著者プロフィール

文藝漫画家

「2016年 『漫画訳 雨月物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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