漫画家たちのマンガ外交: 南京大虐殺記念館からはじまった MANGA DIPLOMACY
- 彩流社 (2015年7月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779121555
作品紹介・あらすじ
大宅壮一ノンフィクション作家が解く、日中草の根外交の方法とは?
「中国とだけは、いつ戦争がはじまるかわからないと、ぼくは思います」
という一文からはじまる、このノンフィクションは、
「わたしは確信をもって言いたい!
日本漫画のユーモアが、その危機を幾分でも軟化させることができると。」
「政府や外務省は『マンガ外交』を本気で考えてみたらどうでしょうか。」と、
結んでいます。
クールジャパンが叫ばれている昨今、この本は、
真に「クール」な「草の根外交」の方法を提案しています。
しかも、内容は非常におもしろい。
ちばてつや先生、森田拳次先生など、多くの一流漫画家が
ユーモラスに、そしてシリアスに登場!
中学・高校生はもちろん、大人やお年寄りが読んでも、
読みごたえがあります。
一方、ルビもつけて小学生にも読んでもらえるようにしてあります。
感想・レビュー・書評
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戦後50年の平成7年、「中国(東北部=満州)引揚げ漫画家の会」結成!発起人=森田拳次。赤塚不二夫、上田トシコ、北見けんいち、高井研一郎、ちばてつや、古谷三敏、山内ジョージ、横山孝雄、石子順。『侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館』という反日感情煽動の起点で、「当時を経験した日本の漫画家の原画展をやりたい」と申し出て、誰もが100%無理というのが実現した!
中国では「歴史は政治」共産党は絶対最高権威なのに石川は「民間外交の流れは止められない」と言う。甘いな、出版直前の2015年に大好評だった『原画展』は停止された。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★★★☆
戦争当時、大陸にいたマンガ家たちが、あらためて南京を語る。
日中双方から無理だと言われた南京大虐殺記念館での原画展を、顔を向い合せて話し合うことで開催する。
(まっきー) -
日本と中国との緊張関係を嘆き、漫画家たちの外交が少しでも緊張を緩めることができればと、奔走した著者と漫画家たちの軌跡。
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2016/01/19
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