漫画家たちのマンガ外交: 南京大虐殺記念館からはじまった MANGA DIPLOMACY

著者 :
制作 : こどもくらぶ 
  • 彩流社
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本棚登録 : 10
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779121555

作品紹介・あらすじ

大宅壮一ノンフィクション作家が解く、日中草の根外交の方法とは?

「中国とだけは、いつ戦争がはじまるかわからないと、ぼくは思います」
という一文からはじまる、このノンフィクションは、
「わたしは確信をもって言いたい!
日本漫画のユーモアが、その危機を幾分でも軟化させることができると。」
「政府や外務省は『マンガ外交』を本気で考えてみたらどうでしょうか。」と、
結んでいます。
クールジャパンが叫ばれている昨今、この本は、
真に「クール」な「草の根外交」の方法を提案しています。
しかも、内容は非常におもしろい。
ちばてつや先生、森田拳次先生など、多くの一流漫画家が
ユーモラスに、そしてシリアスに登場!
中学・高校生はもちろん、大人やお年寄りが読んでも、
読みごたえがあります。
一方、ルビもつけて小学生にも読んでもらえるようにしてあります。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後50年の平成7年、「中国(東北部=満州)引揚げ漫画家の会」結成!発起人=森田拳次。赤塚不二夫、上田トシコ、北見けんいち、高井研一郎、ちばてつや、古谷三敏、山内ジョージ、横山孝雄、石子順。『侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館』という反日感情煽動の起点で、「当時を経験した日本の漫画家の原画展をやりたい」と申し出て、誰もが100%無理というのが実現した!
    中国では「歴史は政治」共産党は絶対最高権威なのに石川は「民間外交の流れは止められない」と言う。甘いな、出版直前の2015年に大好評だった『原画展』は停止された。

  • ★★★★☆
    戦争当時、大陸にいたマンガ家たちが、あらためて南京を語る。
    日中双方から無理だと言われた南京大虐殺記念館での原画展を、顔を向い合せて話し合うことで開催する。

    (まっきー)

  • 日本と中国との緊張関係を嘆き、漫画家たちの外交が少しでも緊張を緩めることができればと、奔走した著者と漫画家たちの軌跡。

    • fujiyayoiさん
      読みたい。きっと良い本と思います。中国も日本も大好き!仲良くして欲しい。
      読みたい。きっと良い本と思います。中国も日本も大好き!仲良くして欲しい。
      2016/01/19
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著者プロフィール

1947 年東京都大島町生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。
89 年『ストロベリー・ロード』で第20回大宅壮一ノンフィクション賞。
新日中友好21世紀委員会委員、
秋田公立美術工芸短期大学学長などを歴任。
主な著書に『60 年代って何?』(岩波書店)、
『中国という難問 生活人新書』(日本放送出版協会)、
『漫画家たちの「8・15」 中国で日本人の戦争体験を語る』
(潮出版社)ほか多数。

「2015年 『漫画家たちのマンガ外交』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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