神々の国の首都/漱石とヘルン

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779124204

作品紹介・あらすじ

【坂手洋二戯曲集】第三回配本!

岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲集、読売文学賞、
紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞などを受賞した
現代を代表する作家・坂手洋二の戯曲集!

★ 1冊に2作品収録
★ 各作品に作家自身による作品解説・創作ノート付き!

多神教と異文化混淆を愛する作家、
小泉八雲=ラフカディオ・ハーンが見た日本を描く、
2作品を収録!

『神々の国の首都』

出雲・松江に滞在するラフカディオ・ハーンと、
彼の家に住み込みで働く女中、セツ。
二人の関係を中心に、ハーンを取り巻く
男女の情念が「亡霊」となって描かれる。
燐光群10年目の1993年・初演以降、
くり返し上演されてきた傑作!

「私たちは生まれながらにして、
一個の亡霊(ゴースト)であるにすぎない」


『漱石とヘルン』

狂気に取り憑かれた夏目漱石と、
ラフカディオ・ハーン(ヘルン)が
幻想のなかで巡り会う。
実際には出会うことのなかった二人を描いた、
史実と妄想が織り交ざる〈二〇世紀の現代劇〉!

「生きている人間は見つめ続けることができません
……死と太陽をです」

著者プロフィール

さかて・ようじ
1962年、生まれ。劇作家、演出家。
劇団「燐光群」主宰。
日本演出家協会理事、日本劇作家協会理事。
1991年、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』
(燐光群公演)岸田國士戯曲賞、
2003年、『屋根裏』読売文学賞、
2005年、『だるまさんがころんだ』鶴屋南北戯曲賞
……など受賞作品多数。
2017年から新たな『坂手洋二戯曲集』が
彩流社より刊行され始め、現在、
『バートルビーズ/たった一人の戦争』、
『星の息子/推進派』(2017年)、
『神々の国の首都/漱石とヘルン』(2018年)、
『くじらと見た夢/南洋くじら部隊』(2019年)の
4冊が刊行されている。
他の著書に
『ブレスレス/カムアウト 坂手洋二戯曲集』、
『トーキョー裁判/危険な話 坂手洋二戯曲集』
(共に、而立書房、1991年)、
『火の起源』(而立書房、1994年)、
『青空のある限り』(而立書房、1996年)、
『くじらの墓標』(而立書房、1998円)、
『天皇と接吻  坂手洋二戯曲集』(カモミール社、2002年)、
『最後の一人までが全体である 坂手洋二戯曲集』
(れんが書房新社、2003年)、
『私たちはこうして二十世紀を越えた』(新宿書房、2003年)、
『だるまさんがころんだ Danger!! mines!!』
(カモミール社、2006年)、
『いとこ同志』(れんが書房新社、2007年)、
『坂手洋二 1 屋根裏/みみず ハヤカワ演劇文庫 7』
(早川書房、2007年)、
『坂手洋二 2 海の沸点/沖縄ミルクプラントの最后/
ピカドン・キジムナー ハヤカワ演劇文庫 17』
(早川書房、2008年)、
『普天間』(未来社、2012年)などがある。

「2019年 『8分間/ゴンドララドンゴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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