- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779501326
作品紹介・あらすじ
フィールドの入り口でとまどうあなたへ。テーマ決定から論文完成までのなかばブラックボックスと化した地域調査のプロセスを、気鋭の研究者たちがみずからの論文をサンプルに、丁寧に教えます。
感想・レビュー・書評
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◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA81541918詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は、地理学を教える現役の大学教員20名による「地域調査のイロハ」が書かれた本です。一般的に、地域調査のやり方は人それぞれだといわれます。ゆえに自分で調査をはじめたはいいが、それが「うまい」やり方なのか「まずい」やり方なのか、判断に困ることがあります。そんな時に、本書を読むことで解決の糸口が見つかるかも知れません。
本書では、現役の教員20名が、自身の地域調査に基づいた成功談・失敗談をストーリー形式で記述しています。そこでは、時に思いがけない出会いがあったり、苦しい状況に立たされながらも、研究を完遂させるプロセスが示されています。本書は自分の調査の進み具合に合わせて参照できるという点において、独自性があるといえるでしょう。それ以上に、読み物としても大変面白いものに仕上がっています。
卒業論文などで本格的な地域調査を行う人には、ぜひ一読を薦めたい本です。
(ラーニング・アドバイザー/地球 SUZUKI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1298321 -
地域調査のいろは,が書いてあって,とても参考になります.
私も対馬で調査をした際には,この本を見ながら調査依頼書を書きました.