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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779502989
感想・レビュー・書評
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心理学の立場から生きていれば誰しも感じる後悔という感情を、もし〜だったらという反実思考を軸に省察している。先行する研究のレビューもわかりやすく、比較的新しいものが引用されており(そもそも後悔に関する研究がまだ新しい分野だが)、今後この分野で研究者としての道をスタートさせようと考えている同志がいれば、是非とも手にとって積読して欲しい一冊。無論私も積読する。
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放送大学『社会心理学』(2014年2学期履修)第8章:反実思考
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もし、〜だったら…を反実思考と称して、分析されています。メダリストの分析で、銀メダルより銅メダルをもらった人のほうが喜んでいるという分析結果の解釈は、「なるほど」と思いました。「たら/れば」の思考をいろんなパターンで分析されており、興味深い内容でした。普段何気なく「たら/れば」を繰り返しているのだろうけど、こんなに深く考えたことがなかったので、為になりました。本書は、後悔の「もし…」を肯定しており、適度に後悔することが人を成長させるとしています。失敗を「ポジティブシンキング〜」と言いながら振り返らないより、後悔して上を目指すほうがいいってことですね。
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