【新版あり】DVDで差がつく! 小学生のミニバス ディフェンス 上達のポイント40 (まなぶっく)
- メイツ出版 (2018年9月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780420791
作品紹介・あらすじ
★ 全国大会優勝チームに学ぶ!
★ 勝利を呼び込む「鉄壁」が動画で身につく!
◎ 相手のねらいやコートの状況に対応しよう!
◎ 個人とチーム、両方の守り方を知ろう!
◎ 練習を工夫して試合で使える動きを身につけよう!
◆◇◆ はじめに ◆◇◆
バスケットボールは、バスケットにゴールした得点数を競うスポーツです。
試合では相手よりも1点でも多く点数をとったチームの勝利となります。
つまり自分たちの得点よりも、相手の得点を1点でも低く抑えれば勝てるということです。
もしも試合で相手を0点に抑えることができれば、100%負けることはありません。
もちろん0点に抑えることは難しいことですが、1点でも失点を少なくするよう頑張るディフェンスは、
1点でも多く点数をとることと同じぐらい大切なプレイなのです。
ディフェンスの一番の目的は相手を止めたり、ボールを奪うことではなく、
ゴールを決めさせない、つまりゴールを守ることにあります。
当たり前のことなのですが、試合がはじまるとつい熱くなって忘れてしまい、
無理に相手を止めに行ったり、ボールを奪いにいってファウルトラブルを起こし試合を壊してしまうことがあります。
わたしはバスケットを指導する際は
「オフェンスが上手で2点を取ってくれる選手も良い選手だけど、
ディフェンスが上手で相手に2点取らせない選手も同じぐらいとても良い選手」という話をよくします。
チーム練習以外の自主練習をする選手は、
シュートやドリブルなどオフェンスのテクニックを練習することが多いのではないでしょうか。
たしかにディフェンスのフットワーク練習やリバウンド練習などの基礎練習は、
良いディフェンスをする上ではとても大切なことですが、
地味で単調であり、つらくて面白くない練習だと思います。
だからこそ、一人でやるのではなくチームの仲間と声をかけ合い盛り上げて楽しく取り組むべきだとわたしは考えます。
また、仲間となら1対1や2対2など実践的な対人練習も可能です。
オフェンスで良いシュートを決めたときと同じように、
ナイスディフェンスでゴールを決めさせなかった時にも大いに喜び、
仲間や指導者は大いに褒めてディフェンスの重要性を理解することが大切です。
そうしたところを実践することで、さらにバスケットボールの面白さを感じ、
選手としてもチームとしても成長することができるでしょう。
本書はそのために必要な基本姿勢から基礎練習、応用練習を紹介しています。
本書が次代を担うジュニア世代のバスケットボーラーにとって
ディフェンスの重要性と楽しさを感じる一助となれば幸いです。
青葉小ミニバスケットボール育成会
元監督
菅原恭一