なぜアメリカでは議会が国を仕切るのか?: 現役外交官が教える まるわかり米国政治
- ポット出版 (2014年2月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780802030
作品紹介・あらすじ
アメリカを知るには、大統領よりも議会を知るべし!
在米日本大使館公使・連邦議会担当を務めた現役外交官がつくった内部向けのマニュアルにを一般読者向けにわかりやすく改めた、アメリカ政治の解説書。
アメリカの三権分立の仕組みから、ワシントンを舞台にした映画まで、現場で使われる生の英語も併記してまとめました。
1冊読めば、TPP、アジア外交、エネルギー政策など、ニュースの裏にある連邦議会の動きがわかります。
「知日派議員連盟最新情報」「有力議員プロフィール」「日米用語索引」も収録し、実用的。
感想・レビュー・書評
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2020年後半の米大統領選、議会選などを見て、より米国の政治を知りたくなり読了。日本の議院内閣制とはかなり異なる米議会政治の仕組みについて分かりやすく紹介されている。また、著者自身がロビー活動的に働かれていたとのことでリアルな様相や、代表的な議員の特徴などを知ることができた。
用語集も便利で、本を読んだ後にニュース等で議会中継の一部を聞くと「ああ、本当にそうやって言うんだな」と楽しめる。今後も米議会政治のイベント時には索引的に活用できそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界を動かすアメリカを仕切るアメリカ議会。どんな構造で、どんな人たちがいるのかを教えてくれる。共和党と民主党ってどう違うのという状態からだいぶ整理出来た。大統領の選び方、法律の作り方が日本の内閣議会制と異なり、日本にはないロビイストがいたり結構違う文化だと感じる。また、宗教的な考え方が強くあり、中絶についてどう考えるかで、党の意見が分かれるという日本の感覚にはない価値観が存在している。著者が議会の深くまで入り込んで得た貴重な情報が書かれている一冊。
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現役外交官が書くアメリカ政治の大枠と実態を説明する本。トーンがかなりポップなのに内容が詰まっていて、普段新聞で読んでいてもなかなか腹落ちしなかった事象が理解できそうである。読んで良かったし読み返したい。
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旧ソ連のユダヤ人迫害を理由とした制裁法がソ連崩壊後も残存していたため、不利益をこうむっていた旧ソ連圏の大使が、ロシア系ユダヤ人援護団体に以来して、法律の廃止を勝ち取った。
クリアファイルがよろこばれる。