- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780802214
作品紹介・あらすじ
王子さまとお姫さまの物語でなく、王子さまと王子さまが結ばれるお話があっていい──。
LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)をテーマにした絵本です。
英語、ドイツ語、スペイン語、デンマーク語、チェコ語、ポーランド語など9言語に翻訳され、世界各国で読まれている、オランダ原作の『Koning & Koning』を日本語訳。
渋谷区同性パートナーシップ条例を皮切りに、LGBTへの関心が高まっているなか、日本にはLGBT関連の絵本は少ないのが現状です。
世の中には多様な性が存在することを、絵本で子どもたちに伝えたいという訳者からのメッセージ。
シンプルなストーリー、楽しい絵柄で、読み聞かせにもぜひ使ってもらいたい絵本です。
感想・レビュー・書評
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ジェンダーに関する絵本。そろそろ身を固めてほしい女王様が、息子の王子にいろんなお姫様とお見合いさせる。どの人もピンとこない。最後にひとめぼれした相手は…! LGBTがテーマなのですが、女王様が安心した所が母の愛を感じた、うん。
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さっき読んだばかりの絵本との落差がすごい。
王子様の婚活というテーマで、自由に創造性を羽ばたかせた絵本。 -
女王様は王座を引退したくなりました
だってもう飽き飽きしたから
なので、王子に結婚するようにいいました。
王子は結婚したくはなかったのですが、あんまりうるさく言われるので仕方なく結婚することに・・・
世界中からお姫様がやってきましたが、気に入るお姫様は現れません。
最後にやってきたお姫様と付き添いのお兄さんを見て王子の胸はときめきました。
お互い一目惚れです
王子と王子は結婚して幸せにくらしました。
だれも否定しないのがいいですね
読み聞かせ時間は5分弱です -
原題 King & King 2015
Netherlands Koning & Koning 2000
by Linda de Haan & Stern Niijand
ある国に女王さまと王子さまとねこが住んでいて
女王さまは長いあいだ国をおさめていてあきあきしていたので、王子を結婚させて王さまにしようと決めた
王子もしぶしぶ承知
しかし王子さまは今までどんなお姫さまも好きになったことがないと言う
それでも女王さまは、「おまかせなさい」と各国のお姫さまを呼んでお見合いをさせる
オーストリアのアリア姫はオペラを歌い
アメリカテキサスのドリー姫はマジックを披露し
グリーンランドのみどりのお姫さまは、召使と恋に落ち
ムンバイのラシマシプティン姫は
やっぱりしっくりこなくて~
最後にマデリーフ姫とその兄のハーリック王子に会うと
王子さまはハーリック王子とひとめで恋に落ち
結婚することになりました!
そしてふたりの王子は、王さまと王さまになり、
みんながしあわせにくらせるよのなかをつくったようでした -
王子様と王子様が結ばれる、とてもキュートな絵本。
レースや綿など、様々な素材を使った絵が素敵。
私が読んでいるのを覗き込んだ3歳の娘も絵が気に入ったようで、読んでと持って来るように。
王子様同士の結婚に誰かが反対したり二人が悩んだりすることもない。
物語としてはちょっと物足りないところもあるが、このくらい自然にあって欲しいという著者の願いはよく伝わるし、私もそうあって欲しい。 -
王子様が一目惚れしたのはお姫様のお兄さんでした、という…
王子様×王子様があってもいいでない??????という非常に現代的な絵本
お母様が泣いて喜んでるのがすげえ…時代だなって…。 -
物語の中で王子さまが批判されることがなくハッピーエンドで終わり、海外の絵本らしいなぁと思いました。まだ読み聞かせしておらず子どもに読んでどんな反応があるかなぁ。
〇未就学児~ -
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これの何が変なのか?すら分からない4歳の子どもの心が
一番綺麗。
絵も素敵でした。 -
《本屋》【再読】王子様が、一目惚れしたのは、王子様だった。二人は、めでたく結婚して王様と王様として幸せになった!
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読了
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山の上のお城に暮らしている年をとった女王さまは、長いあいだ国をおさめてきたのであきあきとしてしまい、夏が終わるまでに若い王子さまを結婚させて、王様にしようと決めました。とうとう女王さまの説得に観念した王子さま。
けれど、どんなお姫さまがお城に会いに来てくれても、まったく心に響きません。
そんな時に訪れたマデリーフ姫と、その兄のハーリック王子。
ついに、王子さまの胸がドキドキとときめきはじめ・・・?
初めて読んだ時、とってもほっこりしたのを覚えています。
女王さまは、王子を結婚させて代替わりをしたかっただけで、後継ぎを望んでいたわけではないのですかね?
途中で登場するグリーンランドのみどりのお姫さまと召使がくっつくのも楽しいし、年取った女王さまも無事引退でき、最後はみんな幸せになれるのがとてもハッピーです。
むかしむかしで始まる物語に、これからはこういう出会いのハッピーエンドが増えたら楽しいな。 -
そうきたか!
深く考えるのではなく、さらっと納得できる自分に、早くなりたい。 -
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11332312
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16.平和と公平をすべての人に
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年をとった女王さまが王子さまに
「もう うんざり!結婚して王さまになりなさい!」
王子さまは
「わかりましたよ。
お母さまの言うとおりにします。
ただ、いままでぼくは
どんなお姫さまも
好きになったことがありません。」
その言葉通り、どのお姫さまも気に入りません。
王子さまの胸がときめいたのはー
できるだけ小さいうちに出会って読み聞かせたい絵本。
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アンドレア ゲルマー (翻訳), 眞野 豊 (翻訳), リンダ ハーン/スターン ナイランド
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歳をとった王女さまが王子さまをお姫さまと結婚させ、王さまに仕立てようとする。
しかし王子さまが一目ぼれしたのはお姫さまのお兄さま。
物語では特に誰からも反対されず、二人の結婚式では王女さまが感動して涙を流しています。
最初はアッサリしているなーとも思ったけど、よく見ると王子さま達が出逢った瞬間の王女さまの表情は決して祝福している顔ではないし、
結婚式では大切な結婚指輪を落としていたり、招待客の中には批判的な表情の人もいる。
あえて物語では触れていないけれど、たくさんの問題を乗り越えた上での、「みんないつまでも幸せに暮らしました」なのかなと考えてみる。
もちろんシンプルに捉えて、誰も批判せずありのままを受け入れてくれる世界であればいいなとも思います。
蛇足ですが。
この絵本、リクエストしてからなかなか届かなかったので、県内の図書館には在庫が無かったのかな。
しかし我が町の小さな図書館が入荷してくれたのが嬉しかった!
たくさんの人に読んでもらいたい!