こでまり抄: 久保田万太郎句集

著者 : 久保田万太郎

制作 : 成瀬櫻桃子 

• ふらんす堂 (2015年12月14日発売)

作品紹介・あらすじ

代表作を網羅し精選350句を収録。
こでまり抄によせて・佐藤朔　成瀬櫻桃子編・解説
傍題なる万太郎の俳句作品より350句を選んで抄出。
代表作を網羅し、万太郎作品の全貌をとらえた、待望の一冊。
新装改訂版・季語別初句索引付き

感想・レビュー・書評

[木魚曰さんの感想 · 2018年9月26日]

俳句は全く分からないのですが、愛のある生活から生まれた美しい句だと思いました。気取ったものじゃなく、土の匂いのするような、それでいて品格のある美しさ。

諳んじるのは苦手なので内容で書くと、
初めて妻と息子と暮らす所帯を持った。家族水入らずで食べる豆腐がこんなに美味いとは
というような。それまではどこかに下宿していたのでしょうか。苦労があったからこその、ということでしょう。

装丁も良く、素晴らしい本です。