七田式フィンランド・メソッドで「仕事脳」が強くなる本―知的生産力を鍛える5つのトレーニング (East Press Business)
- イースト・プレス (2009年5月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781601441
感想・レビュー・書評
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借りたもの。
今まで児童への教育指針として紹介したフィンランド・メゾットを、大人の仕事術として紹介したもの。
それはマインドマップを取り入れたデザイン思考、といった感じだった。
とはいえ、感性に重きを置いているのではなく、ひらめきを相手に正しく伝える弁証法だった。
フィンランド・メゾットでは「自分で考えて学ぶ」ために、「できる子どもが、できない子どもに教える」ことはできる子には良い復習に、できない子には自分と変わらない立場の子から教えられるためわかりやすというメリットを紹介。
互いの格差を埋めることでクラスの底上げができるという。
どのような事を教えるのか?
フィンランド・メゾットでの国語を上げ、知識ではなく技術を教えていることを指摘。
それは“教師が教える”ではなく“子ども自身が考える”授業だった。
「文章を読むための技術」
「議論をするための技術」
「プレゼンテーションをするための技術」
これがグローバル社会で活躍する人材育成に繋がる。
リベラルアーツへの注目もさることながら、専特化した知識、あらかじめ導き出された答えを求めるのではない。
フィンランド・メゾットの5つの段階指導
①発想力
②論理力
③表現力
④批判的思考力
⑤コミュニケーション力
をもって「自分で考える力」を育てていくこと。
北川達夫『図解 フィンランド・メソッド入門』( https://booklog.jp/item/1/4766783476 )にあったものに、マインドマップなどをラッピングして、七田式と提唱し、右が開き(直感)左脳(論理的思考)を用いて想像力を養うことを提唱する。
すなわち、
1.マインドマップ、クリップテスト、くっつけトレーニングで‘“発想力(連想を広げる)”
2.小論文、3段形式、起承転結の文章力で“論理力”
3.「カラオケカスゾ」、物語性あるストーリーをつくる、分析することで“表現力”
4.相手の気持ちが読める“批判的思考力”
5.反論力トレーニングで養う“コミュニケーション力”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思考や発想を刺激してクリエイティブに考える手段を色々な手法でアプローチしています。行き詰まった時に為になる一冊
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マインドマップは意識して作るようにしよう・・
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カラオケカスゾの視点を与えることで、作文がかけるようになるかもしれない。
やってみたい実践の一つ。 -
発想力、論理力、表現力、批判的思考力、コミュニケーション力
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フィンランド・メソッドにひかれ読んだ。むずかしい話ではないのに、自分が受けてきた教育とはかけ離れていると思った。答えに正解はないということと、感じることの大切さを学んだ。
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09/06/09読了
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2009.8.25読了 フィンランド・メソッドなる学力テスト世界一の学習法が、ビジネスに即効性のあるトレーニング法に通ずると説く。一言で言えば、「覚えて記憶するだけでは通用せず、柔軟性のある発想や考え方が必要不可欠」ということ。そのためには、発想力・論理力・表現力・批判的思考力・コミュニケーション力を身につけて、「自分で考える力」を育てていく。