少女地獄 (まんがで読破 MD107)

著者 :
  • イースト・プレス
3.21
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本棚登録 : 130
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781607696

作品紹介・あらすじ

ある日、ひとりの少女が自殺をした。名は彼女いわく姫草ユリ子といい、臼杵耳鼻科病院の看板看護婦として多くの患者に好かれていた。しかし、彼女のある奇妙な「クセ」が真相をうやむやにしていく…。「何んでも無い」「殺人リレー」「火星の女」の3編から成り、奔走する少女たちを通して、この世の生き地獄を描いた幻想小説を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 少女地獄の漫画バージョン。

    うーーーん全然わからんかった!!!

  • レビュー省略

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    このシリーズで知った「ドグラ・マグラ」の夢野久作。
    目次を見たら、「何んでもない」「殺人リレー」「火星の女」と並んでいたので、あれっ?小品集??って思ったけど、「少女地獄」自体がそんな構成なんですね。
    怖い女性、女性怖いと思ったりもしますが、結局、そんな状況に追い込んだ周りがおかしいんですよね。

  • 夢野久作のコミカライズ

  • 三人の少女の不幸話を書いた本。
    さすが夢野久作であり、本作品も何となく後味悪い本ではある。
    ただ3部作1構成の作品が私としては物足りなかった。
    はじめの【姫草ユリ子】は最後のエピローグにも出て来たが、地獄なのかはイマイチ。ただの虚言癖なのか、世の中の粛清をしているのか。

    【殺人リレー】の殺人鬼に恋する女の話もミステリヤス。殺人鬼と知り、自分が殺されるだろうなと知ってて、好きになる話もまた夢野久作らしい作品である。

  • 読み易く巧くまとまっています。絵柄も好みです。
    しかし、夢野久作の真髄とも言える書簡体、あるいは一人称形式ではないので、一体全体何が起こっているのか解らないという不気味さがありません。登場人物の描写も弱く、原作を知る私には物足りなく感じてしまいました。

  • 最初に戻るの?

  • Kindleで。

    「何んでもない」「殺人リレー」「火星の女」

    嘘、復讐、虚無・・・。

    3冊目だけれど、この方の本を読んでいる時の感覚は、
    「あたし、狂いそう。」

  • 2013年8月

  • 何でも無い、殺人リレー、火星の女の3編。虚言癖と虚構で人を翻弄、復讐の中で生まれる恋愛、容姿コンプレックスを持ちながら男性社会への死による復讐と、女性目線から見た社会の生きにくいさや、真実を隠し、偽る世の中への批判のようなものを感じた。特に「何にも無い」のユリ子が怖かった。原作は難解なのだろうか。気になる。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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