善の研究 (まんがで読破 MD129) (まんがで読破 129)
- イースト・プレス (2014年1月30日発売)
本棚登録 : 63人
感想 : 12件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781611211
感想・レビュー・書評
-
万物は一つ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本において哲学というと、どうしても西洋哲学の輸入ばかりになってしまいますが、京都学派の創始者である西田幾多郎は稀代の名著『善の研究』において西洋哲学と東洋思想を融合した上で、日本独自の哲学を表現しようとしました。
読む前は、この哲学書をどうまんが化するの??でしたが、西田哲学の思想はエッセンスの部分の紹介に留まり、もし西田幾多郎が現代にタイムスリップしたら現代社会へどういった眼差しを向けるのか、という物語としての面白さに焦点があたっています。
西田哲学を学ぶための本というよりも、西田哲学に興味を持ってもらうためのイントロダクションとして読むといいと思います。