最不ノ杜のお稲荷様と水神様 (アズ文庫) (AZ BUNKO)
- イースト・プレス (2015年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781612898
作品紹介・あらすじ
童顔で一見少年のような夜古だが、実はここ最不ノ杜神社の稲荷神。ご利益があると参拝客が引きも切らず、そのうえ働き者で宮司一家からも大層愛されている神様だ。一方、杜の隅の朽ちかけた祠に棲む美丈夫の水神、璽雨は酒好きで自堕落で人間嫌い。淫蕩だとの噂もちらほら。でも夜古は、自分につれないそんな格下の神、璽雨が本当は好きで好きでたまらないのだ。そして、夜古には誰にも言えないある重大な秘密があって…。
感想・レビュー・書評
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夜古がとにかく可愛い。神様なのに頑張り屋で一生懸命で。地に足をつけて忙しい毎日を送りながらも、気になる璽雨にそっけなくされたときだけはちょっと落ち込んだりと、読んでいて癒される可愛さ。嘘っぽさのない好感の持てる主人公なので、読んでいるこちらもほっこりする。そんな夜古に璽雨が惹かれるのもわかって、問題が起きてからラストに至るまで、だいたいの話の流れが読めてしまっていても楽しめた。
砂糖菓子のような小さくて可愛い幸せを感じさせてくれるお話。こういうの好きだ。 -
★3.7
すごくいいもふもふでした!可愛かった〜〜!冷たくされても璽雨が大好きな夜古の健気さがたまらなかった。想いが通じあってからの甘々ラブラブとのギャップったら(笑)周りのみんなにも大事にされてる夜古が幸せそうで何よりです。 -
★3.5お稲荷様が耳としっぽをつけて歩いていても違和感無く受け入れる町の人の雰囲気がいいです。
神様なのに片思いだとおもわれ神社の息子に応援されてるし。
この暖かい世界観で他の人の話も読みたいですね。翠とか。