さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

著者 :
  • イースト・プレス
3.83
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本棚登録 : 1522
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781614427

感想・レビュー・書評

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  • 珍しく、というか本当何年ぶりかの漫画。
    SNSで一時期話題になってたから読んでみた。
    面白いと言っていいのかわかんないけど、精神的に病んだ状態で思いついたレズ風俗はぶっ飛びすぎって思ってたけど納得した、という意味で面白かった。

  • 一読したきり家に眠ったままになってたので、断捨離も兼ねてもう一度読んで捨てるか決めることにした。作者の体験談とか感想が漫画形式だから読みやすく、理解しやすかった。所々、刺さる部分があって、似たような経験をしてる人の話を聞けて励まされた。私は人の生き方とか考え方とか知りたいと思うタイプなので、読みものとして面白かった。あと落ち込んだ時に読むと元気になれると思った。最後に、本は手放すことにする。読んで、元気を貰えたのでよしとして、読みたくなったらまた購入する。

  • タイトルだけ見るとエロを連想しそうだけど、中身は 一人の女性が親から独立して自分らしい生き方を見つける話だった。

  • 10年以上前、福満しげゆきさんのマンガを読んだときにも似た気持ちになった。
    自分と同じく、孤独や絶望感を抱えていて心の中で話す言葉のほうが圧倒的に多い著者が、最後には希望を見つける。
    著者の変化を嬉しく思うとともに、「で、自分はどうするの?」と焦りはじめる。

    読みたくなったきっかけは、未知なる「レズ風俗」への興味があったからだ。
    でも読み終えたときには、甘い蜜を見つけたカビさんに発破をかけられていた。

    ハッとする言葉もたくさん散りばめられていた。
    「人生を大切に思える時の気持ちを覚えているから自分の為にダメになりたくない」(p54)
    「自分を自分で大事にしていた方が色々効率も良くて自分にも他人にも良いのに、今までずっとできていなかった」(p67)
    「人と会うのが苦手だったのは、自分をよく見せようとしてたからだったんだなぁと思った」(p123)
    「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」(p132)

    仕事をしているときは、心を開くのが下手でも自然と周りの人たちとそれなりな人間関係を築けている。
    けれど友達が少ない、恋愛や性の経験が少ないのは「心を開く」ことをまだよくわかっていないからなんだろうな。

    今も、死にたいが口をついて出てしまうことはあるが、すげえ悔しい。
    悔しさがあるうちは華だ。
    カビさんみたく、自分はどうしたいのかを考えて、それを指針にして生きることにする。


  • 印象に残った言葉がいくつかある。

    「油断するとすぐ「親のごきげんとりたい私」が権力を取り戻しそうになる(中略)私が私の為に考え行動できるようになるという事は自分の行動を決める権利を勝ち取り続けるという事なのか」

    「男×女や女×女じゃなくて完全に他人事である男×男だけが性的な事を考えてはいけないと思っていた私が唯一考えても良かったエロだったのじゃないかと思う」
     

  • 【人生史。とても心が痛い】とても頑張り屋、真面目な人なんだろうなぁ。。なんか似てる部分ないか…わたし。著者の生き苦しさをリアルに書いてある。エロじゃないマンガ本。心の整理整頓も兼ねて自分のことをさらけ出して自分の内面までも赤裸々に書いてある。すごいかも。人は誰でも自分にない、また自分の知らない部分を知りたくなる生き物。心もさらけ出して過ごせる相手とは、それはきっと好きな人にしかできないよね。著者が抱きしめて欲しくなる気持ち、よくわかるわ。乗り越えてきた著者!いま、著者は幸せに過ごせてる!そう思います。

  • 単純にさびしくてレズ風俗に行く話しかと思ったら、もっともっと複雑で家族と自己承認にまつわる話だった。

  • 心が重くなる。

  • 人生を大切に思えるときの気持ちを覚えているからダメになりたくない
    という言葉に救われた作者とこの言葉が自分にも突き刺さる威力を持っていることに驚く

  • 2017読了

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著者プロフィール

大阪府在住の漫画家。著作に「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」「現実逃避してたらボロボロになった話」(イースト・プレス)、「一人交換日記1、2」(小学館)、「迷走戦士・永田カビ」(双葉社)がある。

「2022年 『膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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