ファンシー絵みやげ大百科 忘れられたバブル時代の観光地みやげ

著者 : 山下メロ

• イースト・プレス (2018年2月17日発売)

作品紹介・あらすじ

貴重な写真660点を収録。これまで振り返られることのなかったバブル期日本の"象徴"史上初のガイドブック。誕生から発展、衰退の歴史、数万点もの多様性を生んだ時代背景など、土産物文化の徒花を徹底解説。

感想・レビュー・書評

[むつおさんの感想 · 2018年7月13日]

とても可愛い。学術誌並の考察。ただ写真集として終えてしまった…

[masahiro884さんの感想 · 2018年5月26日]

‪80〜90年代に全国の観光地を席巻した“あの製品群”を「ファンシー絵みやげ」と名付けて徹底的に研究した一冊。90年代に小学生だったのでむちゃくちゃ懐かしい！ああいうキーホルダー買ったなぁ。これ片手に何時間も飲めるｗ羅列ではなく体系的に考察する姿勢はもはや論文。民俗学としても抜群に面白い。‬

[全ての本さんの感想 · 2018年4月8日]

かつて、たしかにあったグッズ・・なんというジャンルなのかもわからず、意識することもなく今まで生きてきた。そして、まさかのこの時代に「ファンシー絵みやげ大百科」として現れ、これらを一気に眺めることができるとは。素直に感動した。実家に帰ったら、絶対に、かつて買ったファンシー絵みやげを探したくなる。
各ページ余白が多く、もう少しコンパクトな本にできたのではないかと思った。

著者プロフィール

1981年 広島県で生まれ埼玉県加須市で育つ。記憶の扉のドアボーイ。
平成レトロを提唱し、バブル期を軸に昭和・平成の庶民風俗を研究。スケルトンなど透明文化、通信機器やデジタル商品、タレントショップ、ヤンキー文化、ギャル文化などを追い、当時の若者の部屋を再現した展示を行っている。他にもバブル期の子供向け観光地みやげ「ファンシー絵みやげ」を研究。日本全国へ出向いて保護活動を行い、これまでに6000店舗を調査し25000種を保護してきた。そのフィールドワークの出来事や調査結果を各メディアで随時発信。TBS系『マツコの知らない世界』など多数のメディア出演を通じて懐かしい文化を紹介している。
著書に『平成レトロの世界』（東京キララ社刊）、『ファンシー絵みやげ大百科』（イースト・プレス刊）。『週刊プレイボーイ』（集英社）にて「山下メロの平成レトロ博物館」を連載中。

「2024年 『ファンシー絵みやげ天国』 で使われていた紹介文から引用しています。」