ヘアヌードの誕生 芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781619903

感想・レビュー・書評

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  • ちゃんと最後まで一気に読んだ。
    1970〜1990年代くらいの日本における陰毛解禁〜ヘアヌード写真集の栄枯盛衰が主に説明されているのだけど、大量に引用されている、当時のアオリ文やコピー、書評などがとにかくキモい!!!
    ずっと「キモっ!!!キモい!!!」って叫びながら読んでしまった…(その分、読み応えはあって面白いです)。
    この年代を知らない若い女性からすると、かなり生理的嫌悪感MAXな言葉があふれかえっているので、当時の猥雑な空気を味わえるのですが、同時にかなりキッツイ気持ちになります。そこは注意ですw

  • <目次>
    はじめに 日本人にとって陰毛とはなんだったのか
    第1章  陰毛をめぐる世界史
    第2章  奪われた日本の陰毛
    第3章  陰毛闘争
    第4章  ヘアヌードの誕生
    第5章  ヘアヌードの終焉
    終章   そして誰も陰毛を語らなくなった
    おわりに 結局陰毛とは猥褻なのだろうか

    <内容>
    宮沢りえの「Santa fe」は衝撃だった(特に前面の新聞広告)。さすがに写真集は買わなかったが…。そして「ヘアヌード」。警察とのその興亡史は割と知っていたが、今考えるとお互いにかなり愚かな戦いであったことがわかる。今となっては、陰毛は当たりまえ。モザイクがかかっているが、割れ目も分かる動画が多数出まわっている。外国サイト経由なら丸見えも普通。

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著者プロフィール

1967年埼玉県生まれ。ライター、アダルトメディア研究家。
美学校考現学研究室卒。主にアダルト産業関連をテーマに執筆。特にエロとデジタルメディアの関わりや、アダルトメディアの歴史の研究をライフワークとしている。AV監督やカメラマン、漫画原作者、トークイベントの司会者などとしても活動。
主な著書として『痴女の誕生――アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか』(2016年)、『巨乳の誕生――大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか』(2017年)、『日本エロ本全史』(2019年、いずれも太田出版)、『AV女優、のち』(角川新書、2018年)、『ヘアヌードの誕生――芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる』(イースト・プレス、2021年)などがある。

「2023年 『日本AV全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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