現場刑事の掟 (文庫ぎんが堂) (文庫ぎんが堂 お 2-1)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 30
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781670515

作品紹介・あらすじ

新聞のトップで報じられるような大事件、凶悪犯罪は年間わずかな数でしかない。それでも犯罪は毎日のように起きており、刑事たちは走り回っている。地道な聞き込み調査、息をのむ逮捕の瞬間、戦場のような取調室。 30年間、現場の最前線であらゆる犯罪捜査に携わってきた著者が語る事件現場のエピソード。7日間連続検挙を成し遂げた「小川学校」の捜査テクニックも公開。

感想・レビュー・書評

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  • 作者は、30年刑事、窃盗担当として現場警察官の実績からの経験でのあたかもフィクションのようで読み応えがある。「吉野まほろ」しと同じ経験者てありか、かたやキャリヤ、本人は、ノンキャリアの違いが大変読みやすい。
    新聞のトップで報じられるような大事件、凶悪犯罪は年間わずかな数でしかない。それでも犯罪は毎日のように起きており、刑事たちは走り回っている。地道な聞き込み調査、息をのむ逮捕の瞬間、戦場のような取調室。 30年間、現場の最前線であらゆる犯罪捜査に携わってきた著者が語る事件現場のエピソード。7日間連続検挙を成し遂げた「小川学校」の捜査テクニックも公開。

  • 好奇心が満たされる面白さだった。
    30年間現場で働いた刑事が書いた本なだけあって、文字を追っているだけで現場の情景が浮かび上がるようだった。心に残ったのが、職務質問をする相手を見つけるときは「目」を見るということ。街中で警察官を見つけると「おっ、お巡りさんだ」位にしか思わないけれど、犯罪者は「ヤバい!」と落ち着きを無くすのだとか。その一瞬を見逃さず追いかけるというのは、まさに熟練の技だよなあ。

  • [2014.10]神奈川県警元刑事の小川泰平さんの本はやはり面白い。
    取り調べの様子、職質の様子などその場面場面で交わされた警察官と被疑者の言葉が再現されているので、情景が浮かんでくる。
    普段の生活ではほとんど出会うことのない事ばかりな上、その内容を誰にでもわかるように、でも多少具体的に書かれているところが良い。

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著者プロフィール

元神奈川県警刑事。犯罪ジャーナリスト。
1961年、愛媛県生まれ。1980年に神奈川県警警察官を拝命。所轄の盗犯係の刑事を振り出しに、警察本部捜査第三課、国際捜査課の刑事として、主に被疑者の取り調べを担当。警察庁刑事局刑事企画課時代には、韓国警察庁との合同捜査に参加した。知事褒賞のほか、警察局長賞、警察本部長賞などの受賞歴は500回以上。2009年12月、30年間、奉職した警察人生に幕を引く。主な著書に、『現場刑事の掟』、『警察の裏側』(ともにイースト・プレス)、『泥棒刑事』(宝島社新書)など。執筆活動のほか、ニュースやワイドショーで事件の解説を行う。また、学校などでの講演活動も行っている。柔道四段。

「2016年 『ニッポンの刑事たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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