ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)
- イースト・プレス (2013年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781671000
感想・レビュー・書評
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[江戸川区図書館]
ちきりん四冊目。
今過去三冊の感想を読み返すと、どうもこの本は一冊目に近かったんだろうな、二、三冊目は割と読んでて面白い感じもしたんだけど、あれはいわば、活きた"時事問題"が書かれていたからだったのかな?
字が小さくても内容が読めなくても、さほど読むのを苦にしない私が、大分時間が過ぎたのと、読みかけで1ヶ月くらい経ってしまっているのと、、、何より再読し始めたらこの本に感化されたのか、やっぱり読むのをやめました。(笑)
「日本人はやめる決断が遅すぎる」、「やりたいことの多い人生を」本書の核となる言葉がことあるごとにこの本を読んでいる場合じゃないと思わせてくれたので、これで"ちきりん"からは離れられるかな。考え方には協賛できるものもあったけれど、結局は自分らしくやっていこう、ということであればいくつか学ぶことや反省点を見つけ出すことができても、「今」この本を読んでいる場合じゃない。
他にも積んでるやりたいことに移ろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二回目。
人目を気にしながら、多数派の人生を無難に選択してきた自分にとって、拠り所としたい考え方。
一度きりの人生、誰かの目を気にしたり、お金にとらわれたりするだけで終わるのはもったいない。もっと自由に生きて良いんだよ、ということを教えてくれる本。
大きな家を買わなくていいし、たくさんものを持つ必要もない。身の丈にあった生き方で十分幸せになれる。
一点豪華基準、
大事なものをコストで決めない、
結婚するもしないも個人の自由、
本当に自分が大事だと思うことに重きを置いて人生を選択した方がきっと幸せ。
自分の心に正直に生きよ〜。 -
・欧米だと入社した時点で「自分がこの会社で役員になることはありえない」と多くの人は理解しています。役員になるような人は全く違う経歴で、自分たちとは違う入り口から入ってくるのです。
・過大で過分な夢を持たないこと、それが楽しく活きるための知恵となるのです。
・数十年で変わることについては、年配者のアドバイスは無用なだけではなく害にさえなります。30歳で産んだ子は自分とは30年違う時代を生きるのですから、30年以内に変わることについては、親の経験に基づいたアドバイスは役に立ちません。
・数十年で変わることについては、年配者のアドバイスは無用なだけでなく害にさえなります。
◎学びたければ金を稼げ、金を払っている場合じゃない
・好きなことは払ってやれ、もらってやるな
・巷にあふれる節約、ダイエット、、、(略)「頑張っている自分」を手にいれるための思考停止
・「所有」という時代遅れ→貧乏な家ほどモノが多い。
・氷河期は明治維新以来百数十年ぶりに若者に訪れた下克上のチャンス
・成功した起業家らが金銭的に報われることを当然だと思ってます。彼らは逆バリのリスクを取り、先読みして(結果として)当ててきたのです。
・学生時代に不勉強で留年したり、名もない三流の大学を卒業したために一流企業に入れなかったような人の中に、働き始めてからは学生時代には想像もできなかったような活躍をする人がいます。
・企業にとって大事なのはアウトプットであり、日本がここまで経済成長したのは高い質のアウトプットが多かったからです。アウトプットなしにインプットし続ける人が増えたら、将来はとても暗い。そしてこれは個人にとっても同じです。
・「できるまでやる!」「徹夜してでも仕上げる!」「とにかく頑張る」と言っていると生産性は上がりません。「必要な時間はいくらでも投入する!」というのは、必要な収穫が得られるまで耕す面積を増やそうというのと同じ思考方法です。
◎人脈やネットワークとは「結果としてついてくるもの」であって、それをつくるためにわざわざ努力するようなものではありません。そんな時間があったら自分が好きなことに集中し、その分野で「すごく魅力的」といわれる人を目指したほうが、将来きっと役に立つでしょう。
合成の誤謬
ーーーー能力のない人へのアドバイスーーーーーー
1。考える力のない人は、情報をため込みましょう。
2。仕事のスピードが遅い人は、長時間働いて埋め合わせしましょう。
3。構想力のない人は、ひとくち辛口コメントを使いましょう。
EX.合成の誤謬(ごびゅう)だな。
ごびゅう
【誤謬】
1. (考え・知識などの)あやまり。
2.
4。不安なときは自己啓発本を読むか、もしくは、買い増ししましょう
読んでいるあいだは、自分の能力の問題から意識をそらすことができます。
ーーーーおすすめーーーー
「ちょっとだけ酔っているくらいの思考力」
「恋しているときに特徴的な、自分中心にねじ曲げられた世界観」を持って生きて行く
ーーーコミュニケーション成立比率ーーー
20パーセント以上・・・日常会話においても、様々な誤解が頻繁に生じる。
近しい人にいたら「世の中にはコミュニケーション成立比率が低く、普通に話しては分かり合えない人がいる」と開き直ってしまえば楽になる。
ーーー分を知るーー
ハイヒールは貴族向け。地下鉄通勤向けではない。
労働者が貴族向けの靴を無理して一日中履いているから、足の指が曲がってしまうのです。
ーーー運命と戦うか、受け入れるかーーー
運命には「戦う」という方法と「受け入れる」という方法があります。特に、過酷と思われる運命に襲われたとき、ある人は諦観(ていかん)してそれを受け入れます。またある人は、簡単にはその結果を受け入れず、徹底的に戦おうとします。
今もしあなたが、「誰にも伝えられない、誰にもわかってもらえないことがある」と感じているとしたら、それはコミュニケーション能力が低いわけではなく、もしかしたら「自分の表現方法とまだ出会っていないから」なのかもしれません。
旅の効用・・・ケニアで1週間、毎日毎日サファリカーで草原を駆けながら大地に沈みゆく太陽を眺めていたり、数千年前のミイラがまるで生きたままのような様で発見される砂漠の街でウイグル族の市場の喧騒に囲まれていたりすると、自分の仕事なんて地球上のシミにも及ばないほど狭いエリアの中でしか、意味を持たないものだと理解できます。 -
ねばならない、の呪縛を解く。
それが幸せにつながる。
一番じゃなくていい。
一流の道を諦めたら、別な道を探せばいい。
そっちの努力に注力する。
休日に予定がないのは、当たり前。
固定観念を捨てよ。 -
●既成概念に囚われるのはやめよう、社会の常識とされていることであっても、そのまま無条件に受け入れる必要はない、私たちは一人一人違うんだから、ちょっとくらい”ゆるく”考えてもいいじゃないか。
●Exit戦略…欧米の企業にとって終わり方は「戦略」です。「ここぞ」というタイミングで「これしかない」という終わり方を、積極的かつ主体的に選ぶ。そのため彼らははじめたときからずっと「どう終わるべきか」を考える。日本人の多くにとって「最後」とは特別な「涙の幕引き」であって、そこに「美」の概念さえ求められます。しかし、そうやって「美しい終わり方を求めて、合理的な撤退の判断を避けに避けたあげく、ひとつだけ残った選択肢を仕方なく選ぶ終わり方」は本当に美しいものでしょうか。
●ゴールドカラー層(=人生における移動距離が圧倒的に長い層)とは自分で道を選ぶ人たちです。小さい頃から他人と違う言動」をほめてもらえ、突拍子もないことをいいだしても応援してもらえる。そういう環境から彼らは育っていきます。ある意味では「素直なよい子」と対局にある子供たちの中から、そういう人たちが出現するのです。他者と異なることを肯定的に評価する社会や学校や家庭こそが、将来のゴールドカラーを育む土壌となるのです。
●成長したいという人に「成長して、何がやりたいの?」と聞くとえっ?と怪訝な顔をされることがあります。成長の目的が明確でない人まで成長したがるのは「特に目的はないけど、とりあえずお金を貯めたい」という人と同じです。「成長して○○ができるようになりたい」ということがあって初めて、成長することは意味を持つのです。
●インプットが無制限にあれば、人間は生産性をあげようとは考えない、思いつかない。働く時間を減らさない限り仕事が早くできるようにはなりません。生産性とはアウトプット÷インプットで計算する比率です。分母のインプット=働く時間を増やしたら生産性(=仕事の効率)はどんどん落ちます。やるべきことは「より働く」ことではなく、「働く時間を少なくすること」なのです。
●人脈やネットワークとは「結果としてついてくるもの」であって、それをつくるためにわざわざ努力するようなものではありません。そんな時間があったら自分が好きなことに集中し、その分野で「すごく魅力的」と言われる人を目指したほうが、将来きっと役に立つでしょう。
●母は「大事な仕事に寝過ごしたら、神様にありがとうといいなさい。大事な仕事なのに起きられないくらい体が疲れているときに、無理矢理起きなくてよかった。そこで寝られたから、命と健康が守られたのよ」というのです。つまらない失敗ひとつで地獄の果てまで落ち込みそうになるとき、「自分の失敗なんか、自分以外で覚えている人はいない。だから自分が忘れたらそれで終わりだよ」といわれてどれだけ助かったか。 -
B159-チキ 300413036
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・コミュニケーションについて
・儲け方と儲かれ方ついて
・アドバイスの正しいもらい方ついて
・仕事でついて身につけるべきスキル、
・不動産購入検討について
など、
「世の中」「お金」「働き方」について、具体的に実用的な考え方がポイントを掴んで満載。
世の中が大きく変化していく中で、どう考え、大切なのことは何か、どう生きていくか、今という時間を楽しむ行き方をするための考え方。 -
普通と同じようにできないこと、長く続けられないことはだめなことだと思っていたけど違う、多数=思考停止状態か。
自由に生きる、人生の一部分でも。楽観的に生きる。自分の表現方法。社会の価値観ではなく自分の価値観で生きる。旅ちっぽけな自分に気づく、かなり努力しないといけないことはしない。 -
人気ブロガーちきりんさんのデビュー作。ブログやツイッターではユルい文体で「ふつうのおばちゃん」と自称しているようだが、プロフィールをみると強力な発言力の裏にある充実した経歴が覗える。そして穏やかさのなかにはフツフツと煮えたぎった闘志が伝わってくるのも見逃せない。
その内容は、いわゆる「少数派」を励ますようなものが多く、読んでいると「もう少しがんばってみようかな」という気になる。しかしこうした考え方を持った人が増えてきたということは、最早「少数派の思想」とは言えなくなってきているのかもしれない。それとも、以前から誰もが考えていたことをみんな口にし始めたということなのだろうか。どの考え方が正しい正しくない以前に、その内容が表現されなければ議論の土俵に乗ることもない。自分の思いを気の済むまで口にできるという世界は健全である。結果他人から非難されることがあってもそれはその人のスタイルなのである。
最近では希少価値を狙っているのか、リベラルな意見に反対する意見を言う人が多いように思う。「リベラルさ」は様々な価値を認めるための基礎だとは思うのだが、それに反対することもまたリベラルさ故である。こうした「議論のすり合わせ」が物事を前に進めていく絶対条件なのではないか。自分の意見に反対する人間には一切耳を貸すことなく邁進するヒトはある意味スゴイと思うが、価値観の偏りは論理の精密さをも破壊していくことも覚えておきたい。
事実が報道されて、ちきりんさんのような発言力を持った人達がそれに対する見解を発信する。それをもとにさらなる議論が交わされる。こうした状態が保たれていれば、世の中は極端な方向へ向かうことはない。事実を隠し、発言を封殺し、それが常態化してしまうことを防ぐためには、どんな状況であっても口を閉ざさないこと。力を持っている人間が言論に圧力をかけてくるという状況は今や当たり前になっているが、それに対しての発言も決してやめてはならない。そのためには相手に対しての弱みを極力なくしていくことではないか。 -
10年ローンとか一点豪華主義、インプットアウトプット、取れない前提のコミュニケーションなどなど。勉強になります。