作品紹介・あらすじ
厩番のアーサーと身分違いの恋をして結ばれたグレース。だが彼は突然姿を消してしまう。それでも彼を信じ、10年間愛し続けていた彼女の前に、彼は隣国の王となって現れた。彼への愛が抑えきれないグレースは、貪るようなキスを受け入れ、身を委ねてしまう。しかし情事の後で向けられたのは蔑みの視線。さらには身に覚えのない罪で責められ、償いを強いられる。彼の仕打ちに傷つくグレース。だが彼女には、彼に伝えなければならない秘密があって…。
感想・レビュー・書評
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私の好きなストーリー◎面白かったです♪♪ただヒーローが子供?!?!すぎて途中でイライラしちゃいました(^^;なんか逆恨みにしか思えず………ヒロインの苦労を考えたら……イライラ……まぁ3人で幸せになったからイイけどね〜(^ー^)
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楽しく読めて良いお話でした。
ここのところ、BLとハーレクインの世界にどっぷりと浸かっていたので、TLは久しぶりで、堪能しました。
ヒロインの子爵令嬢グレースは一つ違いの厩番の息子アーサーと恋仲になりますが、野心家で欲深な父親によって、仲を裂かれてしまいます。
彼の子どもを身ごもっていたグレースはひそかに出産し、その娘は彼女の「妹」ということで育っていましたが―。
再会を諦め、父の死後、子爵家を出て地味な家庭教師の日々を送る彼女とアーサーは予期せぬ再会を果たすものの、彼は何と隣国の国王となっていて?
要はアーサーのグレースに対する大いなる誤解と偏見により、彼はグレースをふしだらな女と見なし、「復讐」をするというお話です。しかし、その過程で、彼は彼女の昔と変わらぬ無垢さと優しさに気づき、改めて彼女への愛情を確認し、最後はホリーも娘と判った上で正式な式を挙げて夫婦となるというハッピーエンド。
ここで何となく思ったことは、、、
たくさんの小説作品をジャンル問わず読んでいくと、やはり、幾つかの話型に分類されるということに気づきます。人物、時代、背景など細かい設定は当然ながら違いますが、大まかに分けると幾つかのパターンに分かれる話型が必ずあります。
そして、大抵の作品は、そのどれかであるということ。となると、当然、漠然と結末や展開も予測できてしまうことになります。(もちろん、その他にも、先がまったく読めない展開の作品もたくさんあります)。
それでも、読み手はその作品を読まずにはいられない。そう読み手に感じて貰うのが作者の力量であり、ひいては作品の「魅力」なのだろうと、ふと、そのようなことを考えました。
著者プロフィール
御堂志生(みどう しき) Shiki Mido
岡山在住。ヒストリカル風乙女系から現代恋愛まで色々書いております。
本作は『エリート弁護士は不機嫌に溺愛する』のアナザーストーリー? パラレルワールド? みたいなお話。
別のタイミングで恋に落ちるふたりをお楽しみください。
「2020年 『愛を待つ桜 エリート弁護士、偽りの結婚と秘密の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」
御堂志生の作品