松浦寿輝詩集 (現代詩文庫 第 1期101)

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  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783708681

作品紹介・あらすじ

既刊詩集の全て、数多くの未刊詩篇を収録。主要詩論、クリティック、エッセイなどを収録。多彩な書き下し作品論、詩人論を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 表層を追うのに精一杯。難しい単語や読めない漢字に何度も引っ掛かり、辞書を引きながら途切れ途切れ読んだせいもある。(再読のために調べた単語を全部付箋に記して貼っつけた)。そんな四苦八苦を強いられながらも、妖しく悍ましく美しいフレーズに何度も息を呑みドキドキした。突き放されては引き込まれることを繰り返し、気づけばぬめりとした湿地に足を取られ身動きできないような、囚われ感がすごい。にも拘らず感覚は別次元に冴え、冬の夜空の星の瞬きの美しさに思いを馳せたりしている。言葉の魔力。Mっ気のある人は要注意だ。(わたしだ)

  • 2009/12/19購入

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著者プロフィール

1954年生れ。詩人、作家、評論家。
1988年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年に評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年に小説『花腐し』で芥川賞、05年に小説『半島』で読売文学賞を受賞するなど、縦横の活躍を続けている。
2012年3月まで、東京大学大学院総合文化研究科教授を務めた。

「2013年 『波打ち際に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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