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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783716143
作品紹介・あらすじ
三好達治の推挙によって詩誌「四季」同人となった詩人が、戦後、井上靖、竹中郁、安西冬衛、小野十三郎、伊東静雄ら多くの詩人との交流のなかで見守りつづけた戦後関西詩の瑞々しくも懐かしい風景。
感想・レビュー・書評
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印象に残っているのが、足立巻一のエピソードだ。やちまたについて、君の話のキーポイントは障害者もしくは不具……障害への同情というか、そこにあるのではという指摘だ。やちまたに流れる妙な空気。これは一体何だろうと思っていたが、率直で、的確な感想だと思った。杉山平一らしいといえばそうだが。
みな、関西にいて、大阪にもいて、私も会おうと思えば会えた人たちだが、一人去り二人去り。日常会話でもかまわないから会っておかなければならない人というのはあるだろう。凄い人と呼ばれている人に会って、ちょっと話すだけでも、何か気付くところがぜんぜん違うものだ。もちろん感化されすぎて信者になるのもいかがなものかだ。
関西詩壇というのがなんとも言えない響きがする。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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