- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785723163
作品紹介・あらすじ
コーポレートガバナンス・コードが定める各原則の総論的な考え方を逐条で解説したうえで、各原則がどのような背景・文脈のもとで、誰に何を求めているかを解説。さらに、実務上の対応を検討する際の参考となるよう各社の開示例を紹介しつつ各原則のベストプラクティスを提示。
感想・レビュー・書評
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コーポレートガバナンスコードがまもなく改訂されるということもあり、初代制定時の理解を深めるために読んだ。CGコードの概要について、包括的に学べる内容となっている。ただ2021年に読んだ今、内容は少し陳腐化している。
この原則に則って会社の体制を整備すればかなり充実したガバナンス体制を備えた会社なっていくと思うが、今の日本では中々難しいことも多いと考える。
また、優秀な経営層の不足は、憂慮すべき事項だ。今度じっくり、我が社の現状でも分析しよう。
その他メモは下記の通り。
・プリンシプルベース・アプローチ、すなわち原則主義であり、必ずしも遵守しなければならないわけではない
・項目によっては、コンプライオアエクスプレインが、求められる(遵守せよ、さもなければ、説明せよ)
・資生堂、サントリーインターナショナル食品がよく引用されている、この2社は客観的に見ても優れたガバナンス体制を備えているのでは??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各原則、補充原則ごとに実務的な対応に係る考え方が書かれており参考になると思う。
全体を読み進めることでコーポレートガバナンスコードが描く企業統治のあるべき姿をなんとなく掴むことができる。
(ex.モニタリングモデル等)
開示例も豊富で良いかと。 -
CGコードに関する書物をいくつか読みましたが、この本には非常に感銘を受けました。繰り返しじっくりと読みたいと思います。
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ガバナンスについては、日本は周回遅れ。
英国の事例など海外の開示例を紹介してくれていて、かなり具体的なイメージをもてます。