- Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785929091
感想・レビュー・書評
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夫婦をテーマにしたオムニバス。夫婦ものだから大人向けに心理描写とかがっつり盛り込んでいるのかと思っていたら、そこまでではなく、りぼんの頃の作品みたいな軽いノリのお話でした。
谷川さんの作品らしくて楽しかったり切なかったりするのだけど、自分が年をとったせいか少し物足りなさも感じてしまいました。
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再読
少女もののなかでも
いや女子向けマンガの中の「少女」ジャンルを象徴する作者の夫婦もの
女子と少女への飛躍は少女小説から女子向けライトノベルへの飛躍に等しい
それでも男子がそこ(男子向けライトノベルなど)で
男の子と女性キャラクタを描いてているのに比べれば
まだ現実的なのは当然か -
読後感がほんわか、あったか、しんみり、な感じです。
谷川さんのマンガは、総じて、ほっこりする。
「夫婦」がテーマの連作短編集。
出てくる女の人はみんな強く、芯がある感じで魅力的。
(本当は弱い部分があっても、それをあえて出さない感じが、儚げでもあるのだけど。。。)
男性陣は、女性陣にくらべ、弱いように見えて、いやいやそんなことはなく、とても懐が深い。
作中で女子高生が言う
「ただつきあうんだったら、カッコいい人とかお金持ちとか自慢できる人もいいけど、一生一緒にいたいって思うのは、どんな私でもちゃんと受けとめてくれるって信じられる人かな・・・」
という台詞は、・・・・深い。
『矢野家』は泣きます。。。手紙の部分で号泣です。
『染井家』の奥さん(吉乃さん)も印象深い人です。
「染井くんをひとりにはしない、染井くんより一日でも長生きして、私がちゃんと看取るんだって」
こう言い切れるような強さと、そう言い切れるだけの相手を家族に持ちたい、と思う。
人を愛すること、人から愛されることは、やっぱりあったかいことなんだなぁ、と思える作品です。 -
すばらしい。
途中、泣きますよ。ええ。
もちろん、泣かせる話だからよい、ということではないですよ。
共働きだとかなんとか、いろいろ括って、うだうだ言う前に、もっといろんな形があるわけで。
だから、目の前の人とちゃんと向き合いなさい、と言われているような気がする。
むぎゅう。 -
夫婦の短編集。
コンパクトなお話ばかりでサラッと読めました。
安定して面白いけど、どこかで読んだことがあるようなお話でした。。
奥さんが出てっちゃった話の奥さんがかわいかった。 -
若い夫婦がテーマなので、私はいろんな意味で共感が難しいんだけどw、絵が嫌味のないかわいさでほんわかする。さらっとした読後感。
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結婚の経験がない身としては羨ましいこと限りなしなエピソード。
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疲れた心に染みて泣けた。構成する二人によって夫婦の関係性ってまちまちで、でもどこの夫婦もお互いを思いやっていて、結婚もいいなぁと思わされた。嫌なとこ不満に思うことありながら、それでも一緒にいられる人、いたい人に出会えた登場人物たちがまぶしい。