宮沢賢治の食卓 (思い出食堂コミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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本棚登録 : 68
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785959814

作品紹介・あらすじ

銀河鉄道の夜、風の又三郎などでおなじみ誰もが知っている宮沢賢治の作品とともに紡がれるエピソードを食べ物と共にお届けします。
魚乃目三太の人情味ある描写で描かれる伝記グルメ浪漫。

感想・レビュー・書評

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  • 魚乃目三太『宮沢賢治の食卓 思い出食堂コミックス』少年画報社。

    月刊誌の『ダ・ヴィンチ』で紹介されており、面白そうなので読んでみた。

    宮沢賢治の農学校教師時代を描いた連作短編であり、いずれも感動的な短編だった。食をテーマにしているものの、宮沢賢治の何とも魅力的な人間味あふれる生き様を描写することに重点を置いているように感じた。

    宮沢賢治を題材にした作品は幾つか読んだが、その中でも本作は極上の部類に属するのではなかろうか。鏑木蓮の小説に宮沢賢治を主人公にした『イーハトーブ探偵』があるが、この小説に匹敵するくらいの秀作だと思う。

    また、本作は近々有料衛星放送で連続ドラマ化されるようだ。

  • 職場の図書館にあった。
    誰がこんな渋い本入れたんだろう。

    謎の人物、賢治。
    やっぱり変な人だ。
    こんな人が同僚にいたら大変だ。
    その人柄に惹かれる一方、嫉妬しちゃいそう。

    底抜けに生徒も思いの彼が他界したのは37歳。
    やばい、もうこの人の歳も越していたのか。

  • 寒い国の暖かい料理が画面から伝わってきます。宮沢賢治の本も読んでみたい。

  • 宮沢賢治を美辞で飾る伝記は数あれど、この本で初めて、宮沢賢治その人の肌に触れた心持がした。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/731371

  • 『宮沢賢治の食卓』
    WOWOW/毎週土曜放送
    2017年6月17日から

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著者プロフィール

1975年5月生まれ、奈良県出身。
98年、大阪工業大学卒業後、建設会社勤務を経て上京。
2008年『島之内ファミリー』、『コミック ホームレス中学生』(原作/田村 裕〈麒麟〉)でデビューする。
2010年「思い出食堂」創刊号より、家族愛や食べ物の記憶をテーマにした食マンガを連載。同誌の表紙を、庶民派グルメのイラストで飾り人気を博す。
2015年より、「別冊ヤングチャンピオン」「チャンピオン烈」等で『戦争めし』を連載。取材を基に、戦争にまつわる「食」をテーマに描いて大きな反響を呼ぶ。
代表作に、『戦争めし』『ちらん-特攻兵の幸福⾷堂-』(以上、秋⽥書店)、『しあわせゴハン』(集英社)、『宮沢賢治の⾷卓』『なぎら健壱 バチ当たりの昼間酒』(以上、少年画報社)、『⽇曜⽇の背徳めし』『コトブキ荘の⾷卓』(以上、⽇本⽂芸社)など多数。
『宮沢賢治の食卓』、『戦争めし』、『ちらん-特攻兵の幸福食堂-』は、近年実写ドラマ化され話題となっている。

「2022年 『魚乃目三太のマンガめし画帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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