毒薬の博物誌

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787231192

作品紹介・あらすじ

死のアロマを漂わせ、人を欲望の罠へと誘う危うい薬──毒薬。神話の時代から毒薬繚乱の中世をへて現代にいたるまで、消えることなくつづく毒の香。怪しい魅力=呪力を内に秘めた毒薬に取り憑かれた人々とその逸話を集成した博物誌。

感想・レビュー・書評

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  • 毒薬だけに、蠱惑的な内容。いやもう、毒薬をテーマにした本なら面白くならないわけないでしょうと思っちゃうな。
    なんか同じ著者で媚薬の本もあるらしい。読も読も。

  • 毒物の効用(実際のものからそう信じられていたものまで)、歴史、そしてエピソードを紹介。小難しい文体ではなく、読み物として十分に面白い。
    紹介されている毒も植物、生物、鉱物、化学物質と多岐にわたる。実際に毒物を用いて猛威を振るった犯罪者たちのエピソードも、それ単独で読めるほど面白味がある。
    どこを読んでも満遍なく面白いが、特にお勧めは「2 ローマ宮廷の毒薬」。古代ローマの陰惨な(そして少しばかり滑稽な)毒殺の歴史が垣間見える。

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著者プロフィール

1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学文学部中退。著書に『接吻の博物誌』『媚薬の博物誌』(ともに青弓社)、『夢の形をした存在のための黙示録』(沖積舎)、訳書に『夢の操縦法』(国書刊行会)、『大アルベルトゥスの秘法』(河出書房新社)ほか。

「2012年 『夢と眠りの博物誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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