ニッポン男性アイドル史 一九六〇―二〇一〇年代 (青弓社ライブラリー)
- 青弓社 (2021年3月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787234841
作品紹介・あらすじ
1960年代のグループサウンズとジャニーズのライバル関係に始まり、70年代の新御三家、学園ドラマの俳優、80年代のたのきんトリオ、チェッカーズなど、多岐にわたる男性アイドルの足跡を、「王子様」「不良」「普通の男の子」というキーワードをもとにたどる。
さらに、アイドルの定義を変えたSMAP、国民的アイドルになった嵐、その一方で独自のスタイルを構築したDA PUMPやEXILE、菅田将暉ら特撮ドラマ出身の俳優、K-POPアーティストなど90年代から現在に至る多彩な男性アイドルの魅力と特質を明らかにする。
またテレビ、映画、舞台、SNSや「YouTube」などアイドルの多メディア展開も射程に収め、未完成の存在であるがゆえの成長する魅力で私たちを引き付けてやまない男性アイドルの歴史を、日本社会やメディア文化との関係から描き出す。
感想・レビュー・書評
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面白かった!男性アイドルを最初から最新まで!
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「王子様」と「不良」…たしかに…
なんかギャルと不思議ちゃんみたいな…日本人の遺伝子に組み込まれた萌え属性の二大巨頭なのかもしれない… -
学生(らいすた)ミニコメント
男性アイドルのありかたや社会への影響力が時代によってどのように変わったのかを学ぶことができる。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654829 -
男性アイドルの大枠の流れを掴むには良いのかな?と思う反面、著者の論じやすい方向性の話に終始しているのでは?と思わせるトピックスの選び方をしていると感じてしまいました。
男性アイドルにおける「不良性」だとかは、なんかもう少し掘り下げて論じることが出来そうな気もする、、
巷にまだまだ男性アイドルを論じた書籍が少ないから、入り口としてすごく有効だとは思った
ここを掴みにして、多種多様な男性アイドル論が生まれると面白いだろうなと思ったし、明らかに女性アイドルと比べて男性アイドルは、触れられずに来たので、もっと書く人が増えて欲しいなあ
男性アイドルが終わらないのに対して、女性アイドルに終わりがあることが、ジェンダーバイアスだと論じてらしたが、確かにそれもそうだなあ
JO1などの、女性のプロデュースしたい欲求についてもっと掘り下げてほしいなあ
絶対面白いと思う。プロデュースするときって、歌唱力やダンスでも表現力など、単純な感情の揺らぎ以上に、分析する自分と出会っているはずなので、そんな言語化するオタクの面白さを深掘りしたい -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/759585 -