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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787716040
作品紹介・あらすじ
資源動員論と「新しい社会運動」論を超えて、トゥレーヌ社会学から現代のグローバル運動を読み解く。現在、従来の組織的な運動イメージから外れるような、流動的で群衆的な運動が増加し、社会に影響を与えつつあるとすれば、運動理論もこれらの運動に適したものへと刷新される必要があるのだ。
感想・レビュー・書評
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資源動員論系と新しい社会運動論系で二分されている社会運動研究に対して、本書はアラン・トゥレーヌの「行為論」を媒介にして両者を接合することを理論的・実証的に試みている。第一部はトゥレーヌ理論の検討に割かれており、前期・中期・後期通してトゥレーヌの理論が扱われている。分かりやすく読みやすいためトゥレーヌ理論の面白さがよく伝わってくる。第二部は、サミット・プロテストを事例に、それまで検討してきた理論の有用性を今度は実証的なアプローチから検証されている。
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