サンカ研究

著者 :
  • 新泉社
2.00
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本棚登録 : 15
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787787026

作品紹介・あらすじ

「記紀」「上記(うえつふみ)」ほか多数の文献により、サンカ社会の由来と伝承の歴史的意味を克明に論述する、唯一の研究書。サンカといわれる漂泊山岳民の原像を、大江匡房の『傀儡子記』により求め、三角寛の『サンカの社会』でその大正昭和期の実像を解明する。

感想・レビュー・書評

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  • サンカ社会の最高位者はアヤタチと呼ばれる、そして日本全国のサンカの象徴的存在は乱裁道宗という名前であり、この名は個人名であるとどうじに最高位者の称号でもあり、世襲である。
    サンカの独自の言葉、習慣、風習、サンカ文字などが紹介されていて興味深い。
    サンカは土地に定着しないといったが、正確に表現するならば、山中に小集落を営み、一定の路筋を定期的に回帰性移動を行う小集団であって山地生産物の手細工工製品により整形を立てる人々である。
    よく写真が残っていたな、という思いだ。非常に興味深い。

  • サンカ…空想と史実の境界を行ったり来たりする人達。

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著者プロフィール

滋賀大学経済学部教授

「2021年 『環境経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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