貴人論―思想の現在あるいは源氏物語

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788504318

作品紹介・あらすじ

近代の知が照準したのは、抽象的な平均人であり、狭い自意識の担い手としての個人である。その個人とは、実は小さい人のことであった。「大きい人とはどういう人なのか」という具体的で現実的な問題こそ問われなければならない。こうした問題に取り組んだ思想として、ニーチェ・バタイユ・フーコーの残した仕事がある。本書がめざしているのは、ヨーロッパの現代思想に学び、また、光源氏という人の息吹に鼓舞されながら、歴史の現在における人の生き方=倫理について考えていくことである。

感想・レビュー・書評

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  • 33932

  • …と、下の欄をそこまで書いてみて、この本を思い出したんでした。
    大昔の社会学かなんかのテキストだったんだけども、確かその中に「自分自身の心の動きすら他人事のように興がって見ていて…」みたいな光る君像が書かれていたような…。

    とするとそもそも原典においても光る君はそーいうタチのお人だったのかな。
    読んでみなくちゃ。


    追記。本棚の奥にあると思ったら処分しちゃってた…。

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著者プロフィール

1956年東京都生まれ
ウィスコンシン大学マディソン校大学院社会学研究科博士課程修了(Ph.D.)
現職 関西学院大学社会学部教授
専門 文化社会学 社会学理論 社会美学 
主な著書
『社会美学への招待』ミネルヴァ書房, 2012年(藤阪新吾と共著)
『ニーチェ 運命を味方にする力』PHP文庫, 2010年
『論力の時代—言葉の魅力の社会学』勁草書房, 2005年
『変身願望』ちくま新書, 1999年
『ことばの臨床社会学』ナカニシヤ出版, 1998年
『貴人論』新曜社, 1992年

「2021年 『ニーチェと現代人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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