書店に行った時の表紙買いです。お江戸はよく見るけど軽いノリの平安ものはちょっと珍しいかも…と読んでみました。名作「なんて素敵にジャパネスク」みたいな感じだったらいいなって。

 限りなく微妙な面白さでした。どうしようこれ。
 つまらなくはなかったんです。主人公の立ち位置もその家族構成も面白く、家族のキャラも立っていて、続きがもしも出るとしたら彼らのその後や別の活躍をぜひともみたいと思いました。
 が、「これおもしろーい!皆さんにぜひおすすめーっ!」…って気持ちにはならなくて、なんか消化不良というか…。うーん…?期待どおりのくだけた笑いもちゃんと入ってたんですけど…。

 もしかして、表題にもなっている貴公子にあまり魅力を感じなかったからかもしれません。あと、なんでもないようなことなのですが、貴公子の名前がかっこよくない…。
 それ以外はほんと面白かったんですけど…。
 

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 タイトルは4冊目ですが第5巻。3の次が3と1/2になったのはこれも本の中の章題のように何か意味のあることなんでしょうか…?

 大きく話の動いた巻でした。敵の組織に大事件。そして武藤刑事のひみつも少し。
 でもやはり、このお話の面白いのは浜村渚の数学愛に数学好きの敵テロリストが本来の数学好きに立ち戻ってしまう瞬間です。折り紙のお話良かったです。

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 マガナギ編完結。幾松さん父子。そして短編。短編の中ではかぶき町マスコット話が比較的好きです。
 マガナギ編を読んでいた当時思ったのは「力のある悪い男・生きる為にそれに身をまかせる女・心優しき(しかし弱い)間男」という三角関係が空知せんせーは相当お気に入りなのだなあと。定々鈴蘭爺やの関係をそのまま引き写したような関係が擬人化鞘で繰り広げられていました。作中での描かれ方を見る限り、作者が感情移入しているのは善良で弱い間男のほう。次のシリーズでは桂にまで「NTR好き」を叫ばせているので、きっとそういう何かがあるのでしょう。作品に作者の訴えたいことが繰り返し繰り返し繰り返し、無意識ににじみ出てくるような作家さんやその作品は基本的に大好きではありますが…。

 もうひとつすごくショックを受けたのが続く幾松さんの話で、「武蔵っぽい人」が唐突に幾松さんの父だと明かされたこと。本当に唐突でした…。
 これって他のホームレスを使うことはできなかったのでしょうか?これを期にかぶき町の欠かせない名脇役が二度と見られないのかと思うと、ある意味キャラクターを消されたような寂しさを感じました。
 少し前から銀魂という作品は仕舞いにかかっているのではないかとひしひし感じているのですが、その終了の形というのが、その後のキャラクター達の行く末を読者が想像する余地もないほど完全に描き込み潰すことだとしたら、とても恐ろしいと思いました。

 今後は最終回を迎えるまで銀魂については語らずにおこうと思います。
 あ、でももちろん傾城篇にくらべたらぜんぜん読めるので星は3つで。

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 前半の伊達工戦をひたすら読み返してしまっています。伊達工好き!
 もともと「ふたをあけてみれば強豪校の猛者たちも普通の高校生でした」的な描写が大好きなんですね。古いマンガになりますが「帯をギュッとね!」に登場した名門千駄谷学園の皆さんなんて、今も忘れられないくらいです。大仏に似てるからあだ名が「大仏」(でもそれに返事をしてくれる人間のできた生徒w)とか、1年生が「今日の試合が終わったらお父さんお母さんと中華料理を食べられるんだ」ってうきうきしていたシーンとか(柔道漬けの寮生活なので大きな試合の日は久しぶりに両親と会える日なのです!)

 …脱線しました。
 この伊達工も、「味方エースを以前完封してくれた」「鉄壁」「しかも顔怖い」…と、試合前の何度かの遭遇ではもう悪魔のようなイメージで、ところが話が進むにつれて、キャプテンは苦労人だし怖い顔の彼は至って温厚で真面目(公式設定)
 すっかり応援したくなってしまいました。
 とどめに試合後のキャプテンのひとこと。「俺達の代は”ハズレ”と言われてた」泣けます。
 当然ながら烏野に負けて、当分登場もないと思われる彼らですが、この巻ではカラーイラストや書き下ろし舞台裏マンガなど、彼らにスポットをあてたおまけがいっぱい。ありがとうございました・゜・(ノД`)・゜・

カテゴリ マンガ

 かなり前、家族からこのマンガを「読んでみたい」と言われた時に「はいはいwwwまた今度ねwww」って相手にしなかったんです。あの時の自分が愚か者でした。この春始まったアニメでむろみさんの博多弁を聞いて以来夢中です。あの時の自分おろかもの!
 むろみさんの性格が気持ちよくて大好き。友達が多いのもうなずけます。

 あと、本編はもちろんおまけの登場人物(魚も)紹介を見るにつけ、ギャグマンガ家さんは博識でないと本当につとまらないんだなーと心から尊敬してしまいます。

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 拡張現実ARを使ったネタは面白かったです。
 一冊まるまるの長編だったので(私が)息切れしてしまってごめんなさい。

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 わたしちゃん学校をやらされるの巻
 謎の廃墟で逃げ回るの巻

カテゴリ 小説

 一行は無事お江戸に到着。
 ふたりの若者は旅を通して成長を遂げ、文句のない大団円でした。
 ほんと大河でやりませんかねこれ。

カテゴリ 家の本

 映画「かぞくのくに」を見てから、読みたかった原作がやっと読めました。
 映画の題材となったのは3人の兄のうち、ひとりのエピソード。この本のほうが主人公の置かれた状況と、日本で暮らしているゆえの悩みがちゃんと描かれていて、より納得して読めました。
 映画ももちろん感動的な作品でしたがどうしても主人公である妹が日本でぬくぬくと育っている苦労知らずに見えてしまって、特に大切なあるシーンでは、北から来た兄との温度差が絶望的に思えたのです。

 この本(手記というべきでしょうか)を読んでそのシーンの本来の意味がわかったように思います。

カテゴリ そのほか

 捕り物帖ではない時代劇、それに舞台が大阪、ぱらぱらっと見た文体も読みやすそうだったので衝動買い。期待どおり楽しく読みました。
 街全体に見守られ育てられたというヒロインが良かったです。物怖じしなくて、でも厚かましくもなくて、ほどよい感じのおてんば娘。

 関係ないけど故中島らも氏が言ってた市場の特権階級を思い出しました(笑)自分だけは市場にお茶碗持って、そこの食べ物をおかずにしてその場でご飯にさせてもらえる特権が欲しいな、みたいなん。

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 「年よりませた小さな女の子が悩んだりがんばったり大冒険」というお話が好きなので、書店で表紙買いしました。
 読んでみたら良い意味で予想外のお話!おもろうてせつないファンタジーでした。

 リアル、かどうかはわからないけど、本当に居そうな系幼女のかのこちゃんもこれはこれで面白かったです。
 ちなみに私の求めていたのは、年齢よりずっと大人びて厭世家系幼女(笑)
 あれは大人になった女の人が自身の幼少期を回顧的に投影するキャラクターなのかもな、とふと思いました。

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 ちっちゃくなっちゃった!と、「わたし助手さんのなんなのさ」の巻
 後半の話はアニメ化もされていましたが、こちらのほうがわかりやすかったです。つーかアニメは略してはいけない部分をばっさりカットしていたような…?アニメではお茶会に集まった他の皆さんがわたしちゃんと全く同じ姿だったので、あれっ?となってしまったのです。なるほどそーいうことだったのですね。原作読んで納得。
 前半のノロイネタににやりとして、それから目盛が0になろうとする時の恐怖感にぞっとしました。
 続きも買うことにします。

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