電子メディア論―身体のメディア的変容 (メディア叢書)

著者 :
  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788505216

作品紹介・あらすじ

電話、文字と声、カフカの小説、ザッピング・テレビ、広告などの具体的な分析を通して、電子メディアによる身体感覚の変容を詳細に跡づける。

感想・レビュー・書評

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  • 初版1995年ですが、内容的にはとても読みやすく、メディア系の専門書を読み込んでいなくてもなんとかついていける。

    電子メディアと身体の関わりについて、電話において「私」と「通話する私」の分断が起きることを読み解く参考として、
    過去コミュニケーションメディア上に起きた 音声→文字 への変化の概観を、「超越的な審級」の在りかと共に説明し、そこから 文字→電子 の変化を説明しようとする部分はとても面白かった。

    パノプティコン的監視を現代のSNSなどと繋げたときにどのように解釈できるのか、など、著者の本をまた読んでみたくなった。

    完全に理解できたわけではないので、評価は付けないで置いておきます。

  • あまりタイトルと内容があってないような。パノプティコンの話とオタク論に惹かれて買ったんだったか。

  • \105

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著者プロフィール

大澤真幸(おおさわ・まさち):1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。思想誌『THINKING 「O」』(左右社)主宰。2007年『ナショナリズムの由来』( 講談社)で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』(岩波現代文庫)で河合隼雄学芸賞をそれぞれ受賞。他の著書に『不可能性の時代』『夢よりも深い覚醒へ』(以上、岩波新書)、『〈自由〉の条件』(講談社文芸文庫)、『新世紀のコミュニズムへ』(NHK出版新書)、『日本史のなぞ』(朝日新書)、『社会学史』(講談社現代新書)、『〈世界史〉の哲学』シリーズ(講談社)、『増補 虚構の時代の果て』(ちくま学芸文庫)など多数。共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』(以上、講談社現代新書)、『資本主義という謎』(NHK出版新書)などがある。

「2023年 『資本主義の〈その先〉へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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