ヒューマン・エラー―誤りからみる人と社会の深層 (ワードマップ)

  • 新曜社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788505759

作品紹介・あらすじ

それは致命的な災厄をもたらすこともあれば偉大な創造を生み出すこともある。エラーの表層から深層まで、43個のキーワードで掘り下げて高度技術社会における人間・機械・システム・社会の望ましい関係を探る。

感想・レビュー・書評

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  • ヒューマンエラーについて学術的に解説された本である。仕事で経験して体感していることについて言葉で解説されており、なるほどそういう言い方もあるのかという勉強になった。今の仕事に役に立つなと思ったのは事故を防ぐ方法で、複数の仕組みで事故を防ぐ多層防御とか、作り手側のエラーを実施側がチェックするという設計妥当性の話、事故分析を誤る最大の原因は結果論で物をいうことであるなど、何か意見を求められた時に発言するネタの宝庫ではあったが、文面がいちいちアカデミックなので読みにくい本であった。

  • アフォーダンスとクリティカルシンキングの調べ物として読み直し。

  • ポカミス防止対策の知識を付けるために読書

    以前読んだ「警視庁捜査一課特殊班」の中に誘拐班との身代金交渉を想定した訓練で、特殊班の警官が所轄署の婦警にもっと真剣にやれといって泣かせてしまう話を思い出した。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。東京成徳大学名誉教授。1942年千葉県生まれ。1965年東京教育大学教育学部心理学科卒業、1968年東京教育大学大学院博士課程中退。同年、徳島大学教育学部助手に就任、講師、助教授を経て、1975年筑波大学へ転任。1985年教育学博士、1991年心理学系教授となる。定年退職後、2006年より東京成徳大学応用心理学部教授。副学長、学長を務め、2017年退職。分かりやすい表現とヒューマンエラーの心理学研究が専門。主な著書に『仕事日記をつけよう』(WAVE出版)、『「ミス」をきっぱりなくす本』(成美堂出版)、『集中力を高めるトレーニング』(あさ出版)、『くたばれマニュアル! 書き手の錯覚、読み手の癇癪』(新曜社)、監修書に『10キロやせて永久キープするダイエット』(文響社)など多数。


「2018年 『心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術 心を動かす、わかりやすい表現のコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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