現代文学理論―テクスト・読み・世界 (ワードマップ)

  • 新曜社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788505797

作品紹介・あらすじ

構造主義からコンピュータまで。現代思想の底流を形成し、世界の見方を挑発してやまぬ現代の文学理論。バフチン、ジュネット、バルト、クリステヴァ、ド・マンなどの理論とキイワードを手がかりに、読む楽しみをテクストから世界へ解き放つ。

感想・レビュー・書評

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  • 文学を語る行為(書く事、読む事)への夢想がいやがうえにも高まる。個人的には文学生成に繋がるジュリア・クリステヴァの理論は魅力的に思えた。入門書にして議論の最前線。

  • 文学に関する様々な理論がコンパクトにまとめられている。一通り読んでおくと、文学や文学に関する前説を読むための基礎知識はつく。
    ワードマップのシリーズは、今となってはちょっと古いけど、わりとコンパクトで良いものが多いと思う。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784788505797

  • わかりやすい。フランス寄り。

  • 単行本(ソフトカバー): 286ページ
    出版社: 新曜社 (1996/11/29)
    言語 日本語
    ISBN-10: 4788505797
    ISBN-13: 978-4788505797
    発売日: 1996/11/29

  • 三人の著者が現代文学批評の概観を大雑把に詰め込んだ一冊。
    網羅的ではあるけど体系的な歴史を学ぶにはちょっとまとまりがない印象。
    こういう散漫さで現代文学の流れを体現してんだよと言われたら素直に拍手。

  • 10/10/10、ブックオフで購入。

  • ゼミのテキスト。

    文学理論の概説書。全34章で、重要と思われる項目に関してはほぼ網羅されていると思われる。しかし、一項目6〜8ページくらいで収めようとして無理やり詰め込んだ感は否めない。これを読んで興味を持った分野に関して、さらに参考文献を読み込むなどをしないとあまり意味はないかも。

    また、1996年出版のためポストコロニアル批評とか、新歴史主義の展開とか、最近の研究動向は拾えないので注意が必要。

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著者プロフィール

1956年、長野県に生まれる。1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。千葉大学名誉教授。専門はフランス文学・文学理論。
著書に、『現代文学理論—テクスト・読み・世界』(共著、新曜社、1996年)、『ポール・ド・マン—言語の不可能性、倫理の可能性』(岩波書店、2012年)、『現代思想のなかのプルースト』(法政大学出版局、2017年)、『ポール・ド・マンの戦争』(彩流社、2018年)、『他者の在処—住野よるの小説世界』(小鳥遊書房、2020年)ほか、訳書に、ショシャナ・フェルマン『狂気と文学的事象』(水声社、1993年)、ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー—ルソー、ニーチェ、リルケ、プルーストにおける比喩的言語』(岩波書店、2012年/講談社学術文庫、2022年)、バーバラ・ジョンソン『批評的差異—読むことの現代的修辞に関する試論集』(法政大学出版局、2016年)ほかがある。

「2023年 『私はとんでもない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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