プルースト 反転するトポス

著者 :
  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788506688

作品紹介・あらすじ

変形すること、それは事物をありのままに見ること。『失われた時を求めて』は、内がそのまま外につながるメビウス的宇宙、海がいつの間にか陸に変容するエッシャー的世界である。個人的なものを徹底することで普遍的なもの、他者との交通の空間に開かれていったプルーストの創造の論理を見事に探り当てた新鮮なプルースト論。

著者プロフィール

1956年、長野県に生まれる。1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。千葉大学名誉教授。専門はフランス文学・文学理論。
著書に、『現代文学理論—テクスト・読み・世界』(共著、新曜社、1996年)、『ポール・ド・マン—言語の不可能性、倫理の可能性』(岩波書店、2012年)、『現代思想のなかのプルースト』(法政大学出版局、2017年)、『ポール・ド・マンの戦争』(彩流社、2018年)、『他者の在処—住野よるの小説世界』(小鳥遊書房、2020年)ほか、訳書に、ショシャナ・フェルマン『狂気と文学的事象』(水声社、1993年)、ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー—ルソー、ニーチェ、リルケ、プルーストにおける比喩的言語』(岩波書店、2012年/講談社学術文庫、2022年)、バーバラ・ジョンソン『批評的差異—読むことの現代的修辞に関する試論集』(法政大学出版局、2016年)ほかがある。

「2023年 『私はとんでもない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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