絵本の心理学―子どもの心を理解するために

著者 :
  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788507142

作品紹介・あらすじ

すぐれた絵本は発達心理学の宝庫です。絵本には、子どもの心の成長、自己との対話や空想遊びが驚くほど的確に描かれているのです。では心理学は、絵本のなかの子どもの姿をどう読みとるか。統計や数字には還元できない子どもの心の発達を、「物語」として生き生きと捉える「絵本心理学」がここに誕生しました。絵も多数挿入されて楽しく読めます。

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号・019.5/Sa
    資料ID・100035797

  •  発達のモデルの1つである「語りのモデル」を基盤に試みられている「絵本心理学」という学問は、統計や実験に基づいた機械的な心理学が捨象してしまう質的な個人にかかわる要素をしっかりと内包していて、大変面白いと思った。絵本の読みかたも眉唾的ではなく、ひじょうに深い洞察をもって書かれているので、紹介されている絵本に興味を惹かれました。「絵本」と「心理学」の絡めて修士論文を書きたいと思っているので、背中を押してもらいました。

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著者プロフィール

鳴門教育大学名誉教授。1940年生まれ。同志社大学文学部(心理学)卒業後、立命館大学大学院文学研究科(心理学)修士課程修了、1983年より米国ジョージア大学家政学部准講師、1984年度より鳴門教育大学学校教育学部(幼児教育)助教授・教授(2006年退職)。2006年より北京師範大学教育学院(珠海分校)教授。日本保育学会常任理事、絵本学会会長、日本乳幼児教育学会副会長など。日本学術会議連携会員、NPOブックスタート理事など。著書に『絵本の心理学』『絵本は赤ちゃんから』 など多数。博士(教育学)。

「2022年 『遊誘財・子ども・保育者:鳴門教育大学附属幼稚園の環境をめぐる保育実践の軌跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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