結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術
- 実務教育出版 (2018年9月22日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788919563
感想・レビュー・書評
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アウトプットするうえで、とにかく好きなものをテーマにすること、そして継続することの重要性を再認識する機会となった
加えてアウトプットの手段が多様化する中、自分にあったやり方を模索する必要があるだろう
この本では特にブログについて言及している印象を受けたが、これだけ様々なアウトプット手段が普及しているとブログの影響力は昔と比べて落ちているのでは…
これから先また新たなアウトプット手段が出てくるだろうが、いつか時代の波に乗ってみたい(YouTubeに乗り遅れた)
✏アウトプットを続けることで、その人の存在感が増し、パーソナルブランド、つまり個人の信用という何ものにも変えがたい価値につながる。
✏アウトプットを続けることが一番の情報収集である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何かを学びそれを第三者に伝えたり、新たなもの生み出したりすることがアウトプットです。多くの人は会社に勤務することで、日頃から何かしらアウトプットして日常を過ごしています。それだけにとどまっていてはもったいないですよ。毎日アウトプットをすることに意識して過ごす効能が本書で学べます。
個人として社会にアウトプットする方法の一つにSNSを通じた情報発信があります。こうした情報発信を通じて自分のブランド(価値)を上げていくこともできるし、自らの学びにもなります。
また、誰かに何かを伝えることを上手にデキる人とできない人の違いのヒントが後半に書かれています。
本書で、得るものがあれば、その瞬間からアウトプットにチャレンジしてみましょう。このブクログもアウトプットの一つになりますかね。 -
前著『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』が非常に良かったので、本著も読んでみることに。
合計5時間くらいで読破したでしょうか。
文章は、情報を伝える道具であることや、プレゼンで一番印象付けるべきは自分自身であることなど、ハッと気づかされるフレーズがたくさんありました。
おもわずブクログにたくさんメモしました。
夢中になれるものや、熱くなれるものを探して、読み手に伝わるような形で、どんどんアウトプットしていくこと。
ということになりますでしょうか。
アウトプットに際して一種の”抵抗”というか、”恐れ”のようなものを抱きやすい日本人の特性を掴んでいる、分かりやすくて、かつ読みやすい良書だとおもいました。 -
今、考えていることが言語化されている部分がありよい。
以下、備忘記録。
アウトプットにリスクなんてない。途中でやめてしまっても誰にも文句は言われない。
アウトプットをする際に大切なことは、インプットの時に出来るだけ生の情報を直接受け取ること。一次情報に触れ、それに基づいた自分なりの解釈をする。このプロセスを繰り返すことがあるべきアウトプット。
作文の授業で子供達に出すべき課題は、本を読んだ感想ではなく、情報を伝える描写力を求める内容であるべき
よくあるのが、フェイスブックやブログでその日にあったことをただ書き連ねているアウトプットもどき
どうすれば好きなことを見つけられるのか、1つの方法として、ベーシックインカムが導入されたら、あなたは何をするか?、と考えてみること
合理的な文章とは、論理の流れがはっきりとしていて、明快で簡潔な文章。余計なことは書かずに必要なことだけを漏れなく順序だてて記述した文章。何が伝えたいのかがはっきりした文章
結局、インプットとアウトプットは車の両輪。アウトプットのためにはインプットが必要。
事実としてアウトプットするときもあれば、ときに、仮説をアウトプットすることもある。
興味のある分野が同じ人との対話が思考のイノベーションを生む
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前作「なぜあなたの仕事は終わらないのか」でも少し触れられていた著者のブログなど、情報発信についての考え方を説明した本。
最近よく見かけるようになった「アウトプット」テーマだが、著者の場合は一般にも知られるだけのアウトプット実績もあり説得力がある。
アウトプットの仕方や効用について、著者独特といえるものは、あまり無かったように思う。ただ、これからアウトプットをしようとする人に向けて、非常に重要な気づきがひとつあった。
それは、この著者をもってしても「自分が熱くなるネタ」が最初はわからなかったということである。
アウトプットを続けるには、テーマは自分が継続して興味・関心を持てるものでなければならない。
それを発見するには実際に書いてみるしかない、とのこと。
新年、著者に倣って手探りを始めてみようかなと思った。
以下、メモ
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【アウトプットしないと無名のままに終わる】
現在、中島さんがWindows95の開発者として知られているのは、みずから行ったアウトプットのおかげ
小学校でおしえる感情、情感を伝えるような文章力をつけることは非常に難しい。
しかし、正確に情報を伝えるための文章の書き方は誰でも比較的容易に学ぶことができる。
おすすめ本
* 理科系の作文技術(中央公論新社)
* 頭の良くなる「短い、短い」文章術
* 文章表現 400字からのレッスン
日本人はプレゼンテーションもさることながら、ディスカッションスキルを子どものころから磨いてきていない。それがネックになっている。
【文章(特にブログ)によるアウトプットについて】
・アウトプットすることを意識することは学びにもつながる
文章としてアウトプットすることで、複数の情報を調べることになる
書くことで、関連情報へのアンテナもたつようになる
・書くなら、実名で書くほうが良い
ブランディングには実名のほうが効く
実名を出すことによって生まれる責任感もある
・仮説の段階でも書いて公開することで、議論を促したり、より深い知識を得られる可能性もある
【アウトプットを続けるには?】
・自分が熱くなるネタを探す
探すには、実際に書いてみるのが一番。(ここでは手探りすることになる)
セルフブランディング、プロデュース能力は後からついてくる
しかし、それも実際に書いてみてからわかること -
結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術
2018/9/22 著:中島聡
「仕事消滅時代」と言われる現在、人はますます一人では生きていけなくなります。人と人を結びつけるもの、それは仕事でもお金でもなく、「さまざまなアウトプットを通して作られる信頼関係」なのである。
日々の仕事に追われているうちに、AIに職を奪われ、寂しく人生を終えるのか。インプットをアウトプットにつなげて仲間を得て、人間らしい生き方を謳歌するのか。文字通り、「あなたのこれからの人生は、アウトプットの有無で決まる」のです。
本書の構成は以下の6章から成っている。
①結局、アウトプットが最強の武器である
②すべては「書く」ことから始まる
③「書く」を深めて自分をプロデュースする
④話すアウトプットで相手を一気にファンにする
⑤話すを深めて自分の価値を最大化する
⑥みんなが一番知りたい続ける技術
アウトプットは何よりも大切というのはここにきて痛いほどよくわかる。しかし、インプットと比べれば、アウトプットすることへは怖さも責任も大きく気軽な気持ちで出来るものでもするものでもない。
しかし、うまくいったアウトプットから得られるものはインプットは比較にならないほど大きい。自己の成長においてもアウトプットはそれは同じであり、時代がどちらを求めているかと言えば確実にアウトプットでもある。
最初からアウトプットが成功できるわけではなく、連動した成功に至るという、うま味を序盤から得られるというほど甘いものでもない。手探りでやるよりは難しいものの体系的にアウトプットを捉えた本書はその礎をつくるに持ってこいの一冊となっている。
自分ではできないと思っていてはいつまでも出来ない。出来るようになりたいとがむしゃらに努力し続ければそれに近づくことはできる。その気持ちを忘れずに進みたい。 -
この本では、AIに負けない自分になる為に継続的にアウトプットを意識した濃密なインプットと、アウトプットの重要性を主張しています。
アウトプットの重要性は一般的に言われていることです。しかし、この本では作者(中島聡さん)のブログを始めた経緯や、実際のブログ記事を例に、記事を書くための情報収集の仕方、所感の書き方などが具体的に説明されています。この様な具体事例が述べられている所が本書の魅力だと感じます。 -
Output or DIe。
けっこう本質。
プレゼンの主役はスライドではなく、自分自身の考えはなるほど。
アウトプットこそインプットだよね。継続アウトプットを体験していればわかる話。
AIと書き手についての慧眼さはさすが。 -
・一次情報に触れる
・情報に自分なりの解釈を加えてアウトプットする
・プレゼンやディベートの訓練をする
・なんのためにアウトプットするのか目的意識を持つ -
アウトプットを意識する事で理解度を再確認する事にもなるし、頭の整理や記憶の定着にもなる。文章作成、プレゼン。特に文章作成における描写力強化、悪文の修正チャレンジ等は、有益。あなたなら、ランドセルを知らない人にどう伝えられるか。また、プレゼンについて。資料の読み上げではなく、主役はプレゼンター。原稿は作っても読まない方が良い。一方通行の予定調和が不自然なるからだ。私も同じ、実感が伴うのでよく分かる。
そもそも、日本の学校はアメリカと違い、ディベートやプレゼンの授業が多く無い。中学生の頃にグループディベートをさせて貰った記憶がある。ただの口喧嘩のようになったが、討論は喧嘩ではない事、理詰めで話すと相手が黙る事を学んだ。また、黙り理解しても納得はしないという神学論争的な着地点も。それが原体験となり、今も活かせている。大学より前にディベートやプレゼンを学んだ方が良いというのは大賛成だ。そうすれば、少しは、異なる意見に、一々感情的反論をしないようになれるのでは。
共感多く、意外性は無いが、自らを再確認する有益な読書であった。
著者プロフィール
中島聡の作品






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