イギリス料理を召しあがれ: A book of British cooking & recipes

著者 : 北野佐久子

• ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (1990年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[このはさんの感想 · 2008年10月27日]

イギリス料理のレシピとそれにまつわるエピソードが写真付きで掲載されている。気紛れでこの本を登録したのは、イギリス湖水地方にある「グラスミア・ジンジャーブレッド」のファンが何処かにいるかもしれないからだ！これは決して贅沢なお菓子ではない。でもあの硬くてスパイスの利いた「ジンジャーブレッド」が忘れられない人なら、是非覘いてほしい。お店（サラ・ネルソンさん）のレシピは極秘のためさすがに公開されていないが、イギリス女性がそれに似たブレッドのレシピを教えてくれる。自分で作って、焼きたてのジンジャーブレッドと紅茶（ロイヤルミルクティー）の香りに包まれながらミステリを読む、まさに至極のひと時。もっともイギリスには「我こそは！（サラ・ネルソンの味）」というレシピが山のようにあるとか。

[ビタースイートさんの感想 · 2007年9月10日]

まずいと言われているイギリス料理が、おいしそうに思えてくる

[プルメリアさんの感想 · 2005年9月28日]

イギリス料理はまずいと言われるけれど、実はおいしいものがたくさんあるのです。素材を生かした素朴な料理の数々。写真もとてもきれい。イギリスに行きたくなります。

著者プロフィール

北野佐久子（きたの・さくこ）
東京都出身。立教大学英米文学科卒。
在学中から児童文学とハーブに関心を持ち、日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のため渡英。
結婚後は、4年間をウィンブルドンで過ごす。児童文学、ハーブ、お菓子などを中心にイギリス文化を紹介している。
英国ハーブソサエティー終身会員、ビアトリクス・ポター・ソサエティー会員。
主な著書に『イギリスのお菓子とごちそう アガサクリスティーの食卓』（二見書房）、『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』（岩波書店）、
『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』（大修館書店）、『ハーブ祝祭暦』（教文館）、『イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり』
『美しいイギリスの田舎 を歩く!』（ともに集英社be文庫）、編書に『基本 ハーブの事典』（東京堂出版）など。

「2019年 『イギリスのお菓子と暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」