スタ-・ウォ-ズ偽りの仮面 (Lucas books)
- ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2001年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789717304
感想・レビュー・書評
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『Episode I The Phantom Menace』の前日譚を描く小説。『Episode I』ではTrade Federationが悪の組織であった。『偽りの仮面』ではTrade Federationが独占企業として辺境星系で不当な利益を貪る様子が描かれる。辺境星系の人々がTrade Federationに反感を抱くことは当然である。公正な条件で自由に競争することが市場経済である。ところが、Trade Federationのように一つの組織にまとまってしまうと競争が阻害される。これが害悪である。
ロシア連邦のウクライナ侵略でも、ロシア連邦はウクライナの穀物輸出を妨害した。ロシア連邦軍はウクライナの輸出港のオデーサを爆撃した。ロシア連邦のウクライナ侵略はソビエト連邦が崩壊したのに未だに連邦意識をプーチン大統領が有していることが元凶である。連邦という概念が有害である。これがウクライナを独立した主権国家として尊重することを妨げている。ロシア連邦はウクライナ人を独立した主権国家の人間として尊重していない。だから残虐行為ができる。
Trade Federationは通商連合と訳されるが、Federationには連邦の意味がある。元は企業の連合体であるために通商連合の訳になる。しかし、共和国に議席を持ち、国家としてふるまっており、連邦と呼べる。他者を尊重しない連邦の害悪はTrade Federationにも該当する。
『偽りの仮面』には相互主義に基づく味のあるやり取りがある。「そのオーロディウムはどこに行くんだ?」との質問に「船長、きみに渡した報酬を何に使うつもりか、わたしが尋ねたかね?」と質問で返す。これに質問者は納得する(132頁)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぜ読まずに売却してしまったんだろう。。。
※2001.10.7購入@読書のすすめ
未読のまま2013.5.19楽天オークションで売却済み -
[スター・ウォーズ偽りの仮面] SWスピンオフに挑戦。クワイ=ガンとオビ=ワンのやり取りが楽しい。クワイ=ガンがこんなに我が道を行くタイプとは…。そして人物名なのか種族名なのか、それとも地名なのか…用語一覧と一々にらめっこ。。ファントム・メナスまで読んだら読み直そう。
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すべてはパルパティーンの思惑どおり。
崩壊する共和国の序章ともいうべき物語。
SWっぽく重厚な政治ドラマが展開されます。 -
クワイ=ガン格好良い…
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エピソード1前夜を描く。
通称連合がなぜナブーへ侵攻したのかその背景がよく分かります。 -
これは、スターウォーズエピソード1以前のお話。いかに早い時期からシスが元老院を内部から崩壊させる準備を着々と進めていたかがよーわかります。でもって、かっこいいぜクワイ・ガン!