運命のフォトグラフ (ヴィレッジブックス F テ 1-3)

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789729857

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  • 1865年、両親や七人いる兄に愛され甘やかされて裕福な家庭で育った末っ子キャリーは友人たちと共に伴侶を探す男女の写真を使ったお見合い、結婚仲介をしている。花嫁を探し応募してきた写真の男性に心惹かれたキャリーは農場を切り盛りできる農婦のふりをして代理結婚し、結婚相手の待つコロラドへと旅立つ。

    お金持ちのお嬢さんが最初から最後まで自分のやり方を曲げずに突き進む。
    こういう作品って王道の筋書きだと、ヒーローは裕福な牧場主だったり、ヒロインが慣れない家事なども進んで学んで精を出しヒーローに見直されたり、自分がこれまでお金に恵まれ甘やかされた勘違い女だったんだと自覚したりと挫折があるものだと思うけど、この作品にそれはない。
    でもヒロインには優しさと周囲を笑顔にする温かさやユーモアはある。そして何より若さ溢れる美貌が大きい気が…。育ちとお金と持って生まれた武器は強力だと思わざるをえない。
    しかしヒーローの魅力って何だろう。子どもへの愛はわかるけど、過去はどうあれ現在は貧乏暮らしで子どもたちをきちんと養育出来ていたとは言えない状況だし。
    若干軽薄さも感じるし魅力がアピール不足に感じた。
    最初の印象と全く違う人物になっていった…

    Eternity 1992

  • 大富豪の家に生まれ、両親や兄弟から散々甘やかされて育ったキャリーは、見合いの斡旋に送られて来た、ジョシュアと2人の子供の写真に心を奪われ、彼の元へ。農場と家を切り盛りしてくれる女性を希望したのに、やって来たのは家事さえサッパリのキャリー。プライドの高い2人の距離は開くばかりで最後まで焦らされっぱなしでした。行動的で大胆なキャリーや天使のような2人の子供がとても良かった一方、ジョシュアは最後まで余りカッコいい所がなかったかな…(笑)ドタバタしたラストは少しロマンチックじゃなかったけど、とっても面白かったです!

  • 原作 "Eternity" Jude Deveraux

  • キャリーは大富豪の娘でありながら、友人たちとともに写真を利用したお見合いを斡旋する事前事業を営んでいる。

    ある日彼女は、いつものように送られてきた沢山の写真の中から、たった1枚の写真に心を奪われ、その人の妻になると決心する。

    子持ちで離婚歴のある農場を経営するジョシュアが求めていたのは、一緒に農場を支えてゆくために農作業や炊事洗濯を行う妻。
    そして大富豪の娘であるキャリーはそんな経験は一切なし。
    すべての経歴を隠してジョシュアのもとに嫁いだキャリーは。。。

    身分違いの恋という、ロマンス小説ではど真ん中のテーマだが、写真を見てお嬢様が勝手に一目ぼれして田舎の農場へ押しかけてしまうというのはいかにも唐突すぎやしないか。。。?

  • Eternity, 1992 by Jude Deveraux
    AD1865 USA
    キャリー・モンゴメリー
    ジョシュア・グリーン

  • 1865年のアメリカ。大富豪の娘キャリーは、写真を利用した見合いを斡旋する慈善事業を友人たちとともにおこなっていた。ある日、彼女は、送られてきた1枚の写真に心を奪われる。写っていたのは、悲しげな微笑を浮かべたジョシュアという名のハンサムな男性。キャリーはこの人こそ自分の夫となるべき運命の人だと信じこみ、彼の住む町へ旅立つ。農場を経営するジョシュアが妻に求めているのは農作業や料理の腕前。しかし、キャリーにはそれらの経験は皆無。ジョシュアと会った彼女を待つものは果たして

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著者プロフィール

ジュード・デヴロー Jude Deveraux
ケンタッキー州ルイビルの郊外で生まれ育つ。マーレイ州立大学で美術を学んだあと、ニューメキシコ州サンタフェで小学校教師となった。
あるとき読んだ本の”暴力的なヒーロー”が気に入らず、完璧な本を読みたくて執筆を始めた。
ほぼ2年かけて書いた作品をAvon Booksに送ると翌月には小切手が届き、その翌日、教師を辞めて執筆に専念することにした。
ジュードの作品はこれまでに6000万部以上売れ、18カ国語に翻訳されている。
2013年には、ロマンス小説作家の草分けとして、ロマンティック・タイムズ誌より”パイオニア賞”を贈られた。
現在は南フロリダの家で、世界中から集めた芸術作品に囲まれて暮らしている。

「2020年 『時のかなたの恋人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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