ソニー魂 (ソニー・マガジンズ新書 26)

著者 :
  • ソニー・マガジンズ
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789733328

感想・レビュー・書評

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  • ソニーの創業者である井深大氏と盛田昭夫氏との対談をはじめ、井深氏とソニー所縁の人々との対談が収録されている。

    タイトルは「ソニー魂」となっているが、ソニーのことについてはあまり語られていない。また、対談の時期やテーマに一貫性はなく、寄せ集め感が漂う。
    (強いて挙げれば、どれも井深氏が聞き役に回っている点が共通している。)

    ■盛田昭夫氏との対談
    本書のメインとなる対談。約1/3の割合を占める。
    世間話からはじまって、盛田氏の子供の頃の話から学生時代の話、井深氏との不思議な因縁、戦時中から東京通信工業株式会社設立までの話、盛田家の話と続き、最後は昭和天皇との思い出話となる。お二人にとっては楽しい昔話であろうが、東通工設立やテープレコーダーの開発の苦労話やその頃エピソードを期待している読者には肩透かし。

    ■西山千氏との対談
    バイリンガルである西山氏の幼少時代の話と井深氏の幼児教育論とが噛み合って、よい対談となっている。

    ■川崎三郎氏との対談
    前半は、共通の知人をきっかけとした昔話にはじまり、幼児開発協会やPCL関連のエピソードを取り上げている。後半は、川崎氏がいろいろと探求された話。

    ■江崎玲於奈氏との対談
    「幼児開発」をテーマとした対談のようだが、江崎氏が対応できておらず、ちぐはぐな感じがする。途中から対象となる年齢を上げることでなんとか対談の体を成している。

    個々の対談は良いものだと思うが、一冊の本として考えるとタイトルも含めて疑問符が付く。どうも井深氏の名前で一儲け企んだ輩がいるのではないかと邪推してしまう。

  • 対談集
    戦前、戦時中、戦後の体験など

  • ソニーの創業者の一人、井深大さんの対談集です。中でも1994年に行われた同じく創業者の一人である盛田昭夫さんとの対談は秀逸です。盛田さんは井深さんが海外出張から帰ると「どうですか?10年後を見てきましたか?」と聞いたといいます。こんな気持ちで物事を見ることができたら突破口が開けそうですね。

  • 盛田さんとの話はさすがの面白さ。昔のインテリ、しかもマネジメント能力もあり、の人の話は本当に面白いな〜。
    ソニーこそ日本一成功したベンチャーらしいベンチャーだと思う。どの会社も最初はベンチャーで(まぁ違うとこもありますが…)、その中のごく一部が生き残り、成長し、日本を代表する企業になり、大企業病になる。問題はその後、まさに今がその時なのだろう。

  • 井深さんとソニーの方の対談集。

    非常に興味の人だったんだということが良くわかる。

    ”誰もやっていないということは、あなたがやらなきゃだめだということですよ。
    他に麗がないというんなら、あなたがやらなきゃ”

    シンプルだけど井深さんがいうから深いよなぁ。
    がんばろー。

  • 学生のころは
    盛田昭夫に憧れてたんです。



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著者プロフィール

1908年4月生まれ。1933年、早稲田大学理工学部卒。写真化学研究所、日本光音株式会社、日本測定器株式会社を経て、1945年10月、東京通信研究所設立。1946年5月、東京通信研究所を改組し、東京通信工業株式会社(現ソニー株式会社)を設立、代表取締役専務就任。代表取締役社長、会長などを歴任。1992年11月、文化勲章。1997年12月19日逝去。勲一等旭日桐花大綬章。

「2012年 『井深大 自由闊達にして愉快なる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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