キリスト教と現代: 終末思想の歴史的展開 (世界思想ゼミナール)

  • 世界思想社教学社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790709114

作品紹介・あらすじ

変転する現代社会が生み出す不安。「個の尊厳」「かけがえのなさ」を守り、発展させていく鍵として、「終末」の地平を展望する。

感想・レビュー・書評

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  • キリスト教と終末論は切っても切り離せない関係。20世紀末のオウム真理教などの新々宗教の終末思想にもヨハネ黙示録の影響があった(仏教の影響ではなく!)というのはその通りだろう。決して読みやすい本ではなかった。かなり難解と言ってよい。ボンヘッファーの獄中書簡からの言葉がそれを示している。米国の聖書学界においてキリスト教系ではない一般の学部学科に所属しながら聖書学に携わる研究者が急速に増えてきて、聖書テキスト研究論の学際化が進み、聖書学に意味あるものとして受け入れられるようになってきたとの記述があるが、良いことなのかどうかは判断できなかった。小原氏の論述の中に天皇制国体とキリスト教の関係に触れるところが多く、私には面白かった。

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著者プロフィール

1956年生。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(キリスト教学)指導認定退学。京都大学博士(文学)。京都大学名誉教授。現在、関西学院大学神学部教授。

「2022年 『キリスト教神学命題集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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