神隠し: 市井小説集

著者 :
  • 青樹社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 1
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791306596

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • j時代小説が急に読みたくなっててにとった一冊です。
    江戸時代の一般市民が主人公の短編集でした。

    ・拐し ・昔の仲間 ・疫病神 ・告白 ・三年目 ・鬼
    ・桃の木の下で ・小鶴 ・暗い渦 ・夜の雷雨 ・神隠し

    貧しい暮らしの中でわきおこる小さな事件やできごと。
    主人公たちが身近に感じられるのは、
    作者の心理描写が上手いからでしょうか。

    じっくりと読むと、
    江戸時代の市井の人びとが
    何を考えどう生きていたのかが、よくわかります。

    藤沢周平さんの時代小説、深みがあって読みやすい。
    捕物作品も面白ろそうですが、
    短編集も捨てがたい魅力がありました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

藤沢周平の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×