弱くある自由へ: 自己決定・介護・生死の技術

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 127
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791758524

作品紹介・あらすじ

「自由」とはなにか、「自己決定」とはなにか、を厳密な論理で追いつめ、自己と他者、個人と国家を再検討し、新しい社会関係の可能性を探る社会学の到達点。

感想・レビュー・書評

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  • この本から得たものは、日々の支援や仕事の中で、とても大切な基盤のようなものになっている。
    折にふれて読み返したい。

  • たまにこの著者の分かりにくい文章を読みたくなる。

  • はっきとした答えがあるわけではないが、とても読み応えのある本。

  • 生きること、死ぬこと、弱くあること、承認されるということ。それらをめぐる「まっとうな」考えがびっくりするくらい真摯につづられている。あたしはこの本で、自分の無邪気なことばがどれほど大切な何かを損なってきたのか、ということに気づいたように思う。この人みたいに敏感であれたらなぁ。ただ、この本とにかく誤植が多い。もったいない!いい本なのに…。

  • 大事なことが書かれていて、理解したいと思いつつ…文体がうまく身体に染み込まず、自分の理解力を残念に思いました…。

  • 490

  • 自分で自分のことを決めるということ。ただそれだけのことなのに、そこにはいくつもの課題がある。
    尊厳死問題を考える上での必携書。

  • こちらも<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894532476"><strong><u>『夜バナ』</u></strong></a>と併読するとよいかと。「自己決定」とか「介助」とかについて、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004308607"><strong><u>中西/上野両氏</u></strong></a>とは少し違う角度から考えられる。(200501)

  • 立岩流文体は、ノレる時とノレない時の落差が激しい…ツライ。が、介助(介護)について論じた最後の論考は、思索の痕跡が丁寧に記述され(うるさい、と思う人もいるだろう)、私には示唆に富んで刺激的。この論考だけでも、価値アリだった。

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著者プロフィール

立岩 真也(たていわ・しんや):1960年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学専攻。著書に『私的所有論 第2版』(生活書院)、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』『造反有理――精神医療現代史へ』『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』(以上、青土社)、『介助の仕事――街で暮らす/を支える』(筑摩書房)、『自由の平等』(岩波書店)、『自閉症連続体の時代』(みすず書房)、『人間の条件――そんなものない』(新曜社)など。共著に『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』『税を直す』『差異と平等――障害とケア/有償と無償』『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(以上、青土社)、『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(生活書院)ほか多数。

「2022年 『人命の特別を言わず/言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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