赤ちゃん教育

著者 :
  • 青土社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791761937

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。うちの子は今でもてっちゃんです。架鉄にハマっています。

  • 松井るりこさんの日記を拝見して、知った本。
    そりゃもう抱腹絶倒、とまではいわないが
    笑えること請け合い。
    フランス文学や谷崎の本を出している教育者のうちに、「鉄ちゃん」がやってきた。

    赤ん坊とは、男にとってかくもうるわしく光り輝く物か。

    父の書きあげたばかりの原稿を丸めてゴミ箱に捨てる我が息子、
    谷崎全集の上で爪をとぐ黒猫。
    どちらにも頭が下がらない文学者。

    うちの夫に煎じて飲ませたいくらいの書物であるが
    勧めても一顧だにしなかった。

  • 野崎歓のキャラと親バカが合っている。とぼけ方が上品でいい。2007.2.19

著者プロフィール

1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年に『ジャン・ルノワール――越境する映画』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社文芸文庫)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞受賞。プレヴォ、スタンダール、バルザック、サン=テグジュペリ、ヴィアン、ネミロフスキー、トゥーサン、ウエルベックなどフランス小説の翻訳多数。著書に『こどもたちは知っている――永遠の少年少女のための文学案内』(春秋社)、『フランス文学と愛』(講談社現代新書)、『翻訳教育』(河出書房新社)、『アンドレ・バザン――映画を信じた男』(春風社)、『夢の共有――文学と翻訳と映画のはざまで』(岩波書店)ほか。

「2022年 『無垢の歌  大江健三郎と子供たちの物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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