ジプシー・ミュージックの真実―ロマ・フィールド・レポート

著者 :
  • 青土社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762101

作品紹介・あらすじ

何も持たざる民の唯一の武器、それは音楽だった-ジプシー/ロマと呼ばれる民は東欧を中心に居住し、近代国家の枠の外に置かれたまま、いわれなき差別と迫害にさらされてきた。しかし、彼らの奏でる音は強靭な魅力に満ちあふれ、いまや全世界から注目されている。インド〜バルカン〜ヨーロッパと、"祖国なき民"の居住地を十数カ国にわたって丹念に取材し、豊富な写真とともにその実態と音楽を伝える、世界でも類のないドキュメント。厳選ディスク・ガイド100。

感想・レビュー・書評

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  • ヨーロッパからアラブ、アフリカへと拡散したジプシーの多くが共有する穢れの観念はインドを源流とするヒンドゥーにおける穢れの思想と酷似している。もちろんジプシー社会の中にヒンドゥー教徒の目指す解脱や覚醒などといった到達すべき目標地点への意識などはほとんど感じられない。むしろ彼らは何かを恐れ、ただひたすら穢れから身を守ろうとしているように見える。

  • 理屈不要でも厳選ディスク・ガイド100だけのために買ってもいいかも。

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著者プロフィール

せきぐち・よしと
音楽評論家、ロマ研究家。
桜美林大学総合芸術学群講師、首都大学講師。
幼少時代からピアノ、バイオリンを学び、
中学校時代にバンド活動を開始。
高校では一気にジャズに溺れ、
19歳からアメリカに音楽留学。
27歳まで音楽活動で暮らす。
1997年から会社員としてヨーロッパでの駐在勤務。
20年を経て帰国後、2005~2015年まで、
音楽夜噺 http://www.ongakuyobanashi.jp/ を主催した。
著書等に、
『ロマ・素描  ジプシー・ミュージックの現場から』
(関口義人 著、東京書籍、2003年)、
『バルカン音楽ガイド』
(関口義人 著、青弓社、2003年)、
『ブラスの快楽  世界の管楽器CDガイド600』
(関口義人 著、音楽之友社、2005年)、
『ジプシー・ミュージックの真実  
ロマ・フィールド・レポート』
(関口義人 著、青土社、2005年)、
『アラブ・ミュージック  その深遠なる魅力に迫る』
(関口義人 編、東京堂出版、2008年)、
『オリエンタル・ジプシー』
(関口義人 著、青土社、2008年)、
『ジプシーを訪ねて  岩波新書』
(関口義人 著、岩波書店、2011年)、
『ベリーダンスの官能  ダンサー33人の軌跡と証言』
(関口義人 著、青土社、2012年)、
『図説 ジプシー  ふくろうの本』
(関口義人 著、河出書房新社、2012年)、
『ヒップホップ!  黒い断層と21世紀』
(関口義人 著、青弓社、2013年)、
『ベリーダンス  伝統と革新のあいだで』
(関口義人 著、彩流社、2015年)、
『ユダヤ・リテラシーの視界  
アブラハムはディズニーランドの夢を見たか』
(関口義人 著、現代書館、2015年)、
『トルコ音楽の700年 
オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ』
(関口義人 著、DU BOOKS、2016年)等がある。

「2019年 『越境する音楽家たちの対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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