- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791763245
作品紹介・あらすじ
「ねえ、パパ。人種差別って何?」10歳の娘メリエムに問いかけられた素朴な疑問に答え、社会精神医学の専門家にしてゴンクール賞作家が、まず父親として、子どもと同じ視点で始める対話。眼前の現実状況から歴史認識まで、「差別」を根本的に問い直す。日本版に際し、新稿「子どもたちの言葉」を書き下ろし。全仏ベストセラー。
感想・レビュー・書評
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「娘に語る」ということで易しい言葉で書かれているので原書を読みましたが、翻訳版も図書館で借りてみました。
訳文については直訳でした。
「娘に語る」という易しいフランス語で書かれた本が、日本では一般書になってしまったのは残念な気がします。
訳者さんとその息子さんとのやり取りは読む価値がありました。
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簡単な言葉で書いてあるけど、内容は深い。だけどメリエムのような10歳の日本人がこれを読んでもわからないのでは。というのも小学校じゃ世界史習わんやん?この本は結構、過去の人種差別の事象がでてくる。
最後にある、この本を読んだ子どもたちとの対談で、子どもたちの鋭い質問への回答が詳しく知りたかったな。 -
さくっと終了。
なかなか興味深くわかりやすい内容。
でも深いですな。
若者が旅に出ることの意味について語ったところに激しくうなづく。違いを知ること、違いを楽しむこと、嫌いでもいいから許容すること。自分が差別された時の思い。あったりまえなんだがなー
オイラが、娘(当時小4)を置いて食事に行きたがる友達に「世界のうまいもんを子どもにも食わせるべ」と言い、連れ回していたのは正解だよ。美味しいもの食べたら、その国やその人のこと、悪く思わないもんなー
ガーガー言ってるみなさん、骨付きカルビとキムチ、麻婆豆腐、カレー、クスクス、小龍包、フォー、タコス、なくなったらどーするよ。タジン鍋とか使うなよな。あはははは! -
人種主義者は、外国人つまりよく知らない人を、とくにこの人が自分より貧しいときに、怖がるんだ。
人種差別は恐怖、無知、愚かさから生まれる。