権力の読みかた: 状況と理論

著者 :
  • 青土社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763436

感想・レビュー・書評

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  • 「状況」と「理論」の二つの側面から論じられた本。私の脆弱な脳みそでは理論の方が難しくてよくわからなかった…。主にフーコーについて。しかし、状況の方は非常に興味深く読んだ。テロリズム、構造改革、戦争、民営化、フランス、ナショナリズム、ポピュリズムなどについて。
    ナショナリズムって貧乏人の捌け口なんじゃ?と以前からぼんやりと思っていたんだけど、フランスのル・ペン支持者について話を読んだ感じ、実際そうみたい。私も貧乏だから気をつけよう。

  • これ読むの辛い。後回しにさせていただく

  • フーコーの権力論について手堅くまとめている、というのはともかくも、真ん中あたりに何本かある「状況」論文が非常に興味深い。「構造改革」だの「民営化」だのという政策路線が一体何をめざしているのか、ということが具体的に取り上げられています。(20071107)

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著者プロフィール

萱野 稔人(かやの・としひと):1970年生まれ。津田塾大学総合政策学部教授。哲学者。早稲田大学卒業後に渡仏し、2003年、パリ第10大学大学院哲学研究科博士課程を修了(博士・哲学)。専門は政治哲学、社会理論。著書に『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』『名著ではじめる哲学入門』(ともに、 NHK出版新書)、『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』(河出書房新社)、『暴力と富と資本主義』(KADOKAWA)、『死刑 その哲学的考察』 (ちくま新書)、『リベラリズムの終わり』(幻冬舎新書)ほか多数。

「2023年 『国家とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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